kokokaramakuruの日記

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串本・和深文化祭

 
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和歌山県串本町シリーズのつづきです。
 
大島樫野地区からこんどは山の中の里川のバァちゃんたちのところへ・・・
 
・・・と言っても、いつもの山の中ではなく、
この日は和深という地域の文化祭でございました。
 
こういう企画が開催されているのですね。
 
廃校になった中学校の体育館でやっております。(右上の時計は止まっております)
 
ステージで、住民の皆さんによる歌や踊りを発表しております。
 
この合唱団の中に、いつものジイチャンがいます。
 
バァちゃんは観客です。
 
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手話も交えて合唱してくれています。
 
「野に咲く花のように」は、私、大好きというか、
私の人生のテーマソングなもので涙が出てしまいました。
 
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なかなかできませんけど・・・
 
これも歌ってくれました 泣けた~
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ゆめのな~い あなたへ~ ♪
 
ありがとうございました。
 
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写真を撮るアシスタントのマエダくん
 
 
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『バッチリでしたよ~! さいこうですよ~』
 
 
「アハハ、いや~恥ずかしい」
 
なんて言いながらも嬉しそうでございました。
 
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集落のリーダーのおっちゃんのハーモニカ演奏!ギターも披露しておりました。
 
元、寿司職人だったそうでございます。
 
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子どもの太鼓演奏があったり
 
舞を披露してくれる方がいたり・・・
 
 
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わたし・・・
 
これまで正直に申しまして、こういうオバサンの舞というようなのを
 
冷やかな目
 
「よくやるな~ 恥ずかしくね~のかな?好きですね~」
 
なんて思っていました。
 
それこそつい最近まで・・・
 
 
しかしながら、
 
「じゃあ、お前は人前で一発、披露できるようなものなんかあんのか?
 
楽器の一つでもできるんか?」
 
 
、自分に問うてみれば・・・すいませんありません。
 
「出たがりだな~」などと冷ややかにカッコつけて評論しておりましたが、
 
こういう時に、『一差し舞えるのか?』
 
 
『請われれば、一差し舞える人物になれ』
とは、私の好きな学者の言葉であり、私のモットーでもあります。
 
 
よっしゃ、ここは一発私が・・・と必要な時に一肌脱げる男でありたいというか、
芸を持っていたいと思ってます。
 
 
「目立つのが好きですね~」
 
なんて言われたりしてちょうどいい。
 
「嫌だけどやってる」なんて言い訳がましいこと言ってみたこともあるけど、大したことにならない経験を散々している(笑)
 
『笑わせてる』と『笑われてる』は全然違う!
 
『笑われてるんじゃない!笑わせてるんだ!それがプライドだ!』
 
などと息巻いていた頃もあったように思いますが、
 
最近は
 
「まぁ、どっちでもいいや
 
どっちにしろ笑いが起きて笑顔に囲まれてりゃいいってことよ 
 
それがホントの結果主義だ!
 
と思えるようになったら随分とラクになっております(笑)
 
そう思いながら、この演者の皆さんを見てるとホントにアタマが下がります。
 
「いや~ありがとうございます」と
 
考えたら、出てくれる人がいなけりゃ成立しないんですから。
 
「能書き多くて、立派かしれんが、来てくれない人よりも来てくれる人がありがたい」
 
 
この黙々と踊るおばちゃんたち・・・
 
若い時って、この味が出ないというか、
主役じゃねえならやりたくない、みたいになります。
 
 
 
「足が遅いから走りたくない」という心理と一緒ですね。
ちょっと前の岡本太郎の言葉じゃないけど、それじゃダメですね。
 
自分を生きていないですね。他者との比較に生きていますもんね。
 
「他人はさておき、自分のカラダで走りゃいいじゃねえかよと・・・
 
そんな言葉を思い出しながら、この演者さんたちを眺めていました。
 
「これが、私の今年の舞だ!
それ以上でもなくそれ以下でもない!
そっちが褒めようが貶そうが来年もまた来るからよ」
 
・・・と、言っているようで「そうだな」なんて勇気をもらいました。
 
 
 
そんなこと考えながら見ている私もおかしいんですかね(笑)
 
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伝統芸能も披露されていました
 
子天狗の役は通常2年なのですが、人がいなくて3年やってる小学生を表彰していました。
 
例えば、こういうのって都市部ではどうなんでしょ?
 
「塾があるから」なんていうことでナカナカ参加させられないでしょうね・・・
 
出世するために、塾にいって学歴をつけていって大会社に就職して・・・
 
たまに帰ってきてこういうお祭りの観客になるだけ・・・
 
なんて人もいるのだろうな~なんて思ってみたりする。
 
 
こういうお祭りって存続が難しいのだろうな~
 
なんて寂しくなったりするが、
例えばこういう田舎育ちは、
都会育ちにくらべて低いかというと違うような気がするぞ・・・
 
都市部で画一的な基準にハメていく生活と、
こうした感性が磨かれる生活と・・・どっちが豊かなんだ?
 
さらには、
都市部は確かに人は多いけど友達は多いかといえばむしろ孤独感で寂しいのがいっぱいいるぞ。相手の気持ちのワカランのが一杯と・・・
 
それに引き替え、こちらは多分100人くらいだったと思うけど、みんな知り合いみたいだったぞ。
 
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これからは獅子舞踊れるやつのほうが面白いと言われる時代になると思うぞ。
 
・・・といって、
将来の就職の役に立つからとか獅子舞やると内申点が上がるから・・・
なんて気持ちでやったら、それじゃ都市部の発想と一緒だからな~(笑)
 
そういうの最近、多いでしょ(笑)
 
・・・で、そういう発想の人って、結局は人の評価待ちだから絶対に面白くない(笑)面白いとは何かが分かってないんだもん。
 
獅子舞で一発盛り上げたろ!なんて心意気のヤツは頼りにされるぞ~
 
そう思ったら、こういうことやってる子たちのほうがこれから頼りにされるような気もするな。
 
 
・・・なんてなことも思ってみたりしたのでした。
 
 
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最後に記念撮影