朝っぱらからギョッとするようなメールが来た
ワタシの中学時代の野球部監督のウエムラ先生からであった。
前作の「押し脚」だの「乗り込み脚」の件について詳しく話を聞きたいという・・・
恐ろしいから電話してみることに
「久しぶりに面白いネタだったからさ~」
・・・と、よく考えると少々引っかかる言い方ではありましたが、
ここは素直に褒めてもらったと捉えて話をする。
そうだそうだ、なにもいつもはツマラナイという意味ではなく、
今回は特に自分に使えて面白かったと言いたかっただけなハズだ・・・(ウエムラ先生、これはギャグですから)
というワケでネタ元を出す、
「陸上競技クリニック」2010年3月号増刊ベースボールマガジン社
こんな記事
こんな記事
こういうの著作権で怒られるのかな?
いやベースボールマガジン社の広報になるから褒められるハズ・・・
ちなみに記事を書いているのは山崎一彦さんといって
400mハードルの日本記録保持者で3大会連続でオリンピックに出ている人である。
陸上のこのクラスの人は必ず理論を持っていて相当に面白い。
そういや阪神あたりでも元陸上の人が指導に当たっているといってたかな。
ウエムラ先生との議論の中で、
『左脚が押し脚の人の場合、左脚を後ろにして蹴ったほうが爆発的なスタートができるのではないか?』
・・・という意見を頂いたのですが、おそらくそれは『一歩』の力強さであろうと思われます(ウエムラ先生に話すように書いていると思うと変な言葉遣いになるな 汗 やっぱいつもの感じにします)
え~っと、一歩のプレー
・・・つまりピッチングとかバッティングとか、相撲の稽古の「鉄砲」みたいに押すなどの、一つの動きで循環の無い動きの場合はそれでよいかと思います。
ここでは、ランニングのように
「同じ動作を繰り返す(循環がある)」
動きの時のリズムを生み出すための方法でありました。
雑誌にも『リズムアップに効く』と書いてあります。
かつてラグビーの名プレーヤーだった平尾さんが
大切なのは「リズムとテンポ」と言っておりました。
なんとなくカッコよくて大きくカベに貼ったもののリズムとテンポってどう違うのでしょうか?
なんとなく違うような気もしますが、
じゃあどれはリズムでどれがテンポなのかと言われると上手く説明できません。
ここは、このネタに食いついていた吹奏楽部のキヨハラさんのコメントを期待することにする(笑)
ちなみにワタシの大学院の恩師の松永教授は
「守備のヘタなやつは音痴だ、リズムが悪い」と言っておられました。
まぁ、スポーツで大切なのはリラックスと言いますが、それはリズムを取るためでもありますね。
さて・・・話を強引に方向転換するが
このネタを実際に確かめてみて「これは面白い」となったので
先日、大阪の北千里高校という高級住宅地のど真ん中にある高校で
スポーツ関連の講義をしてきた時にも披露してきました。
こういう講義では、
さっさと即効性があってすぐに試したくなるような役立つネタを
序盤にカマして、
「おっ!この人の話は聞いておくといいかも」
と思わせることが重要であります。
ちなみにこういう写真は、こういう企画を取り持つ業者さんに
「すいません、職場の女性事務職員さんにちゃんとやってきた証拠を持って行かなきゃいけないもんでお願いします、生徒の顔は映らないように・・・といって、
私だけ単品でもしょうがないので生徒の後頭部はそれなりに写りつつ、
さらにワタシが盛況な講演しているような感じを・・・」
などと謙虚なようでワガママな注文をお願いして撮ってもらっているわけであります(笑)
おかげで随分とうまく撮れております(笑)
・・・というより、
こういう写真を撮り慣れておりますなアチラも・・・
お互いに分かってますな~(笑)
「ホレミロ!俺はこうやって雑誌にも載ったんだぞ、信じられるだろ?」
なんてあえて言って笑いを取っております(笑)
高校1年生が対象ですので、進路がどうこう言う前に(どうこう言うための企画ですが)自分のカラダでどんどん疑問を持って試してほしい。
ということで、スポーツが上手くなるとはなにか?というテーマで話をしました。
そんな中で、あまり考えずにやっているところを気にしてみるための、
たとえ話として今回のネタを使うことができました。
そして
野球の写真のスライドを沢山載せて高校生に喜んでもらえるように工夫しました
野球部のない高校でした・・・・
くお~ 調査不足・・・・
でも生徒さんはとても可愛らしくて良く聞いてくれました。助かりました(汗)