大阪府立池田高校という高校がありまして、
そこで45分の講義を２回やってきました。
この高校に来るのは３回目ということで、教室を担当してくれる先生とも
馴染みになり、行くのも楽しみになっています。
高校１年生相手に将来の職業のイメージを掴んでもらうために行っているこの講座は、いろいろなジャンルの大学の先生が来て、生徒さんの興味のありそうな話を聞きに行かせるという企画です。
ワタシはスポーツ関連ということで話をすることになっていた。
まぁ、一応は大学の広報も兼ねておりますので
「こんな大学もあるんだぞ」
という興味をもってもらわなきゃいけない使命感を持ってはおりますが、
『うちの大学に来てくれ～』
なんて言って来てくれるほど生易しいもんじゃありません（笑）
しかもこの高校は、ワタシは神奈川の出身なので知りませんでしたがナカナカの名門進学校のようで国立大学への進学が多いとのことです。
・・・・なんていうと、ワタシが諦めて話をしているように思われるでしょうが
そこは反対で、
「よ～し、それならチャカシなしで真剣な話を聞いてくれる生徒もいるのではないか？自分の生き方を真剣に探している人間も多いのではないか？
どうせなら思い切りスポーツの話をしてやれ」
なんて嬉しくなってしまいます。
入学してくれるかなんて気にしてません。
高校生に向かって自分のやってきたことを話していい機会なんてナカナカないですから。
というより、
ホントに来られると面倒みなきゃいけない責任が発生するので来なくていいです
（広報部に怒られるな 笑）
実は現在、ワタシの話を聞いて入学したのが一人いますが、
職場内の周囲からはスゴイですね！なんておだてられますが、
「先生の話を聞いてきました！」なんて言われて嬉しいのは一瞬で
これがまたいい具合に抜けているもんで、ハラハラしております（汗）
野球部もけっこう盛んです。
こういう高校ならワタシはがぜん力を発揮します（笑）
そして、「これは俺も持ってるな」と思いましたが、
ちょうど、この講義をする前日に、
ちょっと前のネタにした中日の山本選手の登板があり、活躍してくれました。
ですから、ワタシのプレゼンの中に彼を指導している写真を入れました。
こういうネタは最先端というか、
「今を生きている話をしているからな」という風味の話にできるわけです。
打たれていたら？どうしたか？・・・って？
それはそれで、いい話に仕上げます（笑）
授業中の写真を撮ってこようと思ってはいたのですが、
カメラを忘れて頼むことができませんでしたが、
40人を超えるスポーツ好きの生徒さんに話をしました。
基本的な内容としては、練習方法の考え方について説明しました。
うまい・ヘタってなんのことを言っている？
なんて話です。
『自分にあったトレーニングをするとはどういうことか？』
なんてテーマで、自分のカラダを把握する方法をいくつか説明して実施してみました。
『俺様（ワタシ）くらいになれば、カラダを触れば投げているところを見なくたって、そいつがコントロールがいいか悪いか分かるぞ！』
などと、どうせ終わったあとは時間がないから逃げられると思ったら、
授業終了と同時に『僕を触ってください！』などという生徒が５～６人来てしまい（汗）
「なに！ホントにきたの」
と一瞬焦りましたが、太ももやらふくらはぎを触って、
「君は左投げだな、シュートしてるだろ」
などと言ったら、見事に当たったらしく
（左脚が太く、右足の外側が発達、内側うすかったので）
「オ～！すげ～！」などとウケたからひとまずホッとしたら、
今度はアメフト部のゴツイ生徒が
「僕はどうですか？」などと来たからそれっぽい顔して触ったあと
「いいカラダしてるね～自衛隊入らない？」などと言っておきました（笑）
まぁ、高校1年生の時に聞いた話なんてどうせ覚えてね～だろ、と思う反面、
『中には聞いているのもいるかもしれん』という思いもあって、汗びっしょりで語ってまいりました。
高校1年なんて、この先どんだけ変化するんだかって年頃ですもんね。
考えたらワタシ自体が
「ちゃんと自分の将来を考えて・・・」
なんてことを口が裂けても言えない状況ですので、
あぶなく
「俺のようになってはイカンぞ」などと言いそうになってしまいます（汗）
まぁ、「俺のようになれ」といってなるものでもないし、
「なるな」といってならないわけでもありませんけど（笑）
