kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

語るお仕事

職場の業務として和歌山県の県立高校に授業(50分)をしにいく。
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初めていく高校でしたが、野球のほうでは甲子園にも出たことのある学校でしたのでワタシも名前は知っていました。

こういう業務はちょくちょく行っておりますが、何をしているかというと、

最近は上からのお達しのようで、高校のほうでも早いうちから
「どんなジャンルに進学してなにをするか?もしくは将来はどんな仕事をしたいか?」
を意識してもらうための企画をやるようにというのがあるようでして、
そこでそれぞれのジャンルの専門家に来てもらって語ってもらうということをしています。

そこで、それぞれのジャンルの専門家という顔して大学の教員が行くわけであります。

当たり前ですが、大学の名を売ってくるというのも重要なお仕事でございます。

いや、なにもゴリ押しのセールスマンではなく、
「あ~ここの大学は面白い先生がいるんだな」
と思ってもらいたいわけでして、

絶対に

職場では末端のイチ教員にすぎないワタシのイメージで
「なんだか嫌な大学だな~」と思われるのだけは避けなければならない。

実はそれなりにプレッシャーがある。

それこそ

『そこがいいんじゃない!』

が威力を発揮する(笑)


ちなみに、ワタシはこういう講義の前には朝からほぼ食事をしない。
不測の事態を避けるためである。

緊張してあまり食事が通らないのもあるが・・・



・・・で、ワタシはなんの専門家かというと

『健康・スポーツ』のジャンルというわけです。

そういう話を聞きたい生徒さんが来る。

これはまた範囲がデカイ(笑)

色々な切り口がある。

・・・ということで、

相手は高校1年生約 20名

大人の都合で大学の話をしたって仕方ない。


ならばと、

「今日から使えるトレーニング理論」である。


ようは練習の考え方である。


ただ言われたことをやるのではなく、一歩先をいくために・・・・


なんていうほど堅苦しくもないですが、

「自分に合った練習ってなんだ?」
「そもそも自分ってなんだ?」
「うまい・へたってなんだ?」

「雑な分析で練習してっと、効果が続かないぞ」

なんてな話で、

つかみで超即効性のある
ジャックナイフストレッチというやつで、
カラダは変わるという実感をさせて説得力をだし、

片足閉眼立ちで各自の分析をしているような話をし、

「俺はカラダを触れば、その投手がシュートするとかワカル」
・・・と、ハッタリをかまし

最後は、謙虚さが大事!

「ヘタに指導して訴えられたらメンドクサイからとりあえず褒めよう」
と言われているこの時代に君たちは真に受けて褒められて喜んでちゃダメよと釘を差す。

『褒められてつく自信なんてのは、すぐに壊れるものしかつかない。自分で取り組んで試行錯誤して失敗して失敗して悩んで悩んでようやくできたものが自信になる』

・・・と暑苦しいメッセージをぶつける。

いまどき思い切り失敗できるのはスポーツくらいしかない!


当然


『そこがいいんじゃない!』

・・・も放り込んでおります(笑)




もはや趣旨が変わっております(笑)

なんなんでしょう?

ワタシって単純なもんで、高校生が熱心に聞いてくれたりすると
すぐに嬉しくなっちゃうんですよね。

「お前ら頑張れよ!簡単に負けるなよ」なんて気持ちになってしまいます。


・・・と、熱くなっているようですが

視界の片隅で、教室担当の理科の先生が頷いているのもちゃんと把握しております(捕手ですから 笑)


とても楽しい時間でした。


色々な高校に行っておりますが、けっこう差があるんです。

部屋の担当になってくれた先生の雰囲気がとても大事だったりします。

今回は担当の理科の先生が一緒になってストレッチをしてくれたりしたので、
いい時間になりました。

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この学校のすぐそばの海・・・

ちょっと寄ってみたが・・・ご覧の雰囲気で

寒い・・・・(泣)