kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

野球は楽しいもの・・・なのか?

イメージ 1ノックってコミュニケーションですよね。

うちの学生なんか見てても、ノックを楽しんでやっていたりします。

あれ、なんでしょ?

野球ではないんですけどね。

ノックという運動というか活動というか・・・

面白いもんで、けっこういい加減な選手というか、努力をキライな
フマジメと言われる選手でもノックをすると喜んだりします。

野球で楽しいのはバッティング!

・・・と思われがちですが、

「俺はノック(守備練習)のほうが好きだ」

という人はけっこういるもんです。

ノッカーの人柄というか思いと、
選手とが一致した時間はそらもう楽しいもんです。

逆にノッカーが、エラーが多い、元気がないと怒ってしまい
「もうお前らには打つ価値がない」
と引き上げてしまうとそれは悲しいもんです。

あ~もっとノックを打ってもらいたかったな~


さて、某選手の野球界への提言ですが・・・


「野球の楽しさを」


・・・ということで


そうか~

野球って楽しむものだったのか・・・


たまに、「野球が楽しくなくなったのでやめます」

みたいな話を聞くと

「そうか・・・そういや俺は野球を楽しむって考えたことなかったな・・・」


なんて、その選手を責める発想よりも、自分の野球観を疑います・・・




ところで、その選手がいうとおり高校生が楽しく野球をやるようになったとして・・・

さらには、将来まで楽しく野球を続けることに主眼をおいた活動をするとして・・・


高校生が自分の楽しみのために、
自分のカラダを大事にしながら楽しい野球をしだしたら・・・・


甲子園って盛り上がるのかな?

それから、最後の夏の大会!

・・・と、異様な盛り上がりを見せるのは

高校生が「これで終わりだ!」と思っているからこそ
出るパフォーマンスだと思うのですがどうなんだろ。

まだこの先もあるから大事に・・・とやっているのも盛り上がらなそう(笑)

過密日程のことが話題になってますが、
ワタシなんか
「もっと過密にしたほうがいいんじゃないか?」くらいに思ってますけど。

今の日程だと、
「ムリしろと言われればできる」くらいの日程だからやる人が出てくるので、
「こりゃもう完全にムリ」というくらいに詰めたら、
そもそもの技術も戦術も変わってくるのではないかと・・・
プロ野球だって毎日やるからローテーションが出てきたんでしょうから。

そもそもワタシは補欠生活が長かったもんで、
上が故障なり引退してくれないと試合に出れませんでしたので・・・

・・・といって、実際にようやく自分の番かと思ったら
別のヤツ(しかも後輩ハラシュンスケ)がコンバートしてやってきましたけど(笑)


まぁ、大人のための野球にしないためには、
全国放送を止めればいいのですけどね(笑)

ちゃんと大人の利益になるように持って行っているから
これだけの規模で野球ができるという部分との折り合い
をどう考えるかだと思いますけど。

野球界は戦争時代の発想だ

みたいな悪口の言われ方しますけど

そらそうです

野球は遊びじゃない!
心身を鍛える特別なものなんだ!

という大義名分で先人たちが野球を存続させてきた側面もあるわけで。

そこに独特のエリート意識を持たせるためのしごきなりもあったかと・・・

そう思うと、誰が悪いっていうわけでもないわけで・・・

まぁ、そういうのが一番タチが悪いんですけど・・・・


これからは新しい時代です。野球人口が減っていると言ったって、
そりゃピークの時を基準にするからそういう危機感になるのであって、
エリートスポーツだった奢りからくる発想ですよ。
これが普通ですよね。

ワタシは、その某選手の提言を実現するならば、
変えなければいけないのは野球界の野球に対するエリート意識だと思う。

これを捨てられれば簡単に実現すると思う。

『野球は特別である』の意識

これがあるから起きている問題がほとんどじゃないですか。

もちろん、受けている恩恵も捨てなければならない
野球で何億円もらえるのもおかしい。
進学や就職になるのもおかしい

「我々は野球というエリートスポーツなんだから、厳しさがあって当然!」
などという思いでやってきたのがこれまでならば、

年号も変わることだし、
これからは脱エリートスポーツにしようという流れになるならば・・・

野球だって世界の中からみりゃ小さいスポーツだ、
エライわけでもなんでもない。

だからエラそうにしてはいけない。


・・・と、

そういうわけでやっている人が楽しい野球にするならば
段々と関係者だけの野球になっていくでしょうし、
なんだか身内感満載の野球になっていけば、
身内じゃない人は薄れていくでしょうし・・・

あとは「野球やってたんだから厳しく指導されてたんでしょ」
というのも、もう終わりにしよう。
厳しくしてませんから、採用の人が自分で調査して責任もってやってください。


今は和歌山の平和な公立高校のお手伝いをしていますが、
楽しいもんです。負ける悲壮感もありません。
だってエリート意識なんてないですもん。
背負わないでやる野球もいいもんです。
人生の勉強になります。

ワタシなんて、名門校だと言ったって県の初戦敗退だったもんですから、
地元を背負って入部して、しかも補欠だし、
そらもう落武者感というか惨めなもんです。


・・・と、こういうことを書いていて


「野球は特別なんだ」
というカラ意地だけでここまでやってきた我が人生を思うと・・・


ああ・・・俺ってバカ・・・