kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

いう資格

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学生とベンチプレス

写真は直接関係ありません(あるかな?)

 

私は、職場である関西医療大学において授業などの教員業の他に

「キャリア支援委員」というものも務めている。

 

要するに「就活支援」である。

もちろん、事務方の「キャリア支援課(かつての就職課)」があって、

そちらの皆さんが具体的な職場案内をしてくれているのであるが、

仕事に直結する資格取得をメインにしているうちのような大学では

教員も協力していくことが重要ということで、

おもに柔道整復師の学科の学生を担当している。

 

柔道整復師ではない私が何を指導できるんだ?』

と我ながら思うが、

スポーツや健康運動分野などの専門家という位置づけで

そういう希望を持った学生の対応もありうることから担当している。

 

今の時期は、3年生の就職希望調査の面談をしている。

 

現在は柔道整復師だからといっても

接骨院にいくだけでなく

様々な選択肢がある。

一般企業に行くことだってあるし、公務員だっている。

 

ということで、もし一般企業にするというならば、

就職活動は

「もう3年、遅すぎることはあっても早すぎることはない」

ということで、希望を聞く面談をする。

 

それにしても・・・

大人だってそうだが、

人って、みんなの前にいるときと個人になった時では

まるで違う話し方になるもんで・・・

 

だから個人の話をちゃんと聞く機会というのは大事なことだなと

やっていて毎回思う。

 

ところで、毎回思うのはそれだけではない。

 

いや、実は一番思うのは

 

「俺がそもそも学生のキャリア(就職)についてとやかく言える資格はあんのか?」

 

ということである。

 

私・・・

自分自身がまともに就職活動をしたことないんですけど・・・

全部、たまたま人が拾ってくれたみたいなのばっかりだったもんで・・・

 

いや、

一度だけ体育学部の学部長に言われて、

とある高校の面接に行ったことはあるのですが、

そこの教頭だかに

「この時代に正職員になりたい人は沢山いる。こっちは選べるんだからな」

などと就職氷河期ど真ん中の学生の足もとを見るようなことを言われて

 

「バカやろ~俺をその辺の遊んでいる学生と一緒にするんじゃねえぞ!

 なんちゅう下品な学校だ、そんな若者を下に見る学校に未来はあるか!

 そんなもんこっちからやめてやらぁ」

 

心で叫びつつ、丁寧に断ったということはある。

 

「いや~青かったかな~」

 

などとちょっとは思ったがそこに関しては後悔していない。

 

ちなみにその学校は東京品川の高級な場所にあり、

今も大変に繁盛している様子である(もったいなかったかな?笑)

 

まぁ、そのおかげで引っ込みつかなくなり8年の非正規雇用生活ではあったが、

その間に多くの出会いがあり、今の私の肥やしになっている。

 

・・・・・が、

 

だからといって、

私のような選択を学生に勧めるわけには絶対にいかない。

「もう一回やってみろ」と言われたら、

やれないし、そうならない。(もっといいかもしれないけど)

 

そもそも、

「先生みたいになりたい!」という学生がいない(アハハ 笑)

 

おっと、私の話で弾んではいけない。

 

面談の話に戻す。

 

面談は、キャリア支援課の職員さんと二人で行う。

 

教員はサブというか、アドバイスできそうなところはするというか、

「この学生はこういうこと考えてますから指導してやってくださいよ」

という共通理解のためにやっているのではないかと思う。

 

学生の話をとりあえず聞く。

 

普段、いいかげんな感じなのに、

意外にしっかりしている学生もいればその反対もいる。

 

あんまり考えていないような学生に対して

 

私の隣で事務員さんがいう

「ちゃんと考えないとダメですよ。

 福利厚生とか社会保険とか、いくらで生活して・・・」などなど・・・

 

う~ん、私が言われているような気分になる・・・

 

なぜか私がうつむいてしまう(汗)

 

私が学生に言うのは以下の一点のみ

「とにかく就職活動はカッコつけないで、キャリアの事務員さんをアテにしろ。

賢そうな顔して分ってないのが一番あとで失敗するからな。

ワカラン用語はどんどん質問するように。

頭よさそうな顔するのが一番、損するからな」

 

そんなことしか言えない(汗)

 

ホントに私がここに居る意味あるのかしら?

といつも思うが・・・

 

恐縮している私に事務員さんは全く反対の対応をしてくれる

 

キャリア課の職員さんによれば、

私のやっている運動教室は絶大な効果が出ているのだという・・・

 

「あれのスタッフをしている学生は

 コミュニケーション力が鍛えられていて

 就職はホントにスムーズなんですよ、

 もう全員に強制的にやらせといてもらいたいですよ」

 

・・・と、毎年言われる。

 

というか、年々、その熱が増している。

 

どうやら、私が思っているよりも価値はあるそうだ・・・

(それをもうちょっと上層部の人にも伝えていただけると・・・・笑)

 

というわけで、

「いう資格」はないけど

「いる資格」はちょっとはあるか・・・

 

なんて思ったという話でした。

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ベンチプレスで追い込んだら素直になった学生(笑)

レーニングはやらせる資格あるぞ(笑)