自宅でTV用に無線式のヘッドフォンを購入(2万2千円)
聴覚にやや不安のある私は、油断するとつい音量があがりがちで、
壁の薄い集合住宅では隣人への迷惑になるからである。
さらに作業しながら聴こうと思うと、
離れていても聞こえるようにと音量を上げがちである。
ただ、この私にとって決して安くないこの出費を決意させたのは
とある番組を見ていて、
こりゃ音量を上げないと、
とても聞き取れんと思ったからである。
私は、
禅のお話しを聞くのがけっこう好きで、
この手の番組はとりあえず録画している。
「えっ、お坊さんの話なんて聞いてんの?」
と、学生さんなんかは思われるかもしれませんが、
けっこう面白い話をしていたりするのです。
ただ、面白いといっても、落語なんかと違って、
抑揚やアクションがあるわけではなく、
泰然自若でボソボソと喋ってくれるもんで、
ちゃんと聞き取れりゃ味わい深いのですが、
そのために音量あげると近隣に迷惑かけるし・・・
特にこの方はボソボソいう・・・(泣)
諦めようかと思ったが、
どう考えても
「面白いことを言っているっぽい」
ということで家電量販店に行き購入。
せっかくだからいいやつを買った。
これは正解であった。
やっぱり面白い話をしていた。
今度、授業や運動教室で使おう(笑)
耳は悪いが、視力は良い(2.0)私は、
テレビから離れて作業をしながら視聴することが多いのだが、
これにピッタリであった。
これならば、夏の暑さに網戸にしていても音が外に漏れることなく
私ヨシ、隣ヨシ、でいうことない・・・・
(三方よしと言いたかったがあと一つが思いつかず。)
と思ったら、暑くて耳が蒸れる(汗)
ちなみに、私が大ファンな禅僧は藤田一照さんである。
数年前にこの方のドキュメンタリーを観てすっかりファンになってしまった(笑)
ちなみに、その番組内での話から長年なにか足りてないと思っていた
「ピッチング指導」の最後のピースが埋まった。
・・・で、埋まったはいいが、
こりゃ今の野球界の方向性の中ではムリだという悟りにも至った(笑)
この方の行っている禅は
質的にはアタマではなく
『身体の肯定』なので、
ホントはかなり体育的なんですけどね。
「リラックスとはどういう状態のことか?」
という追求なんですよ。
修行とか宗教と思わず、
「心身のストレッチとほぐし」
とでも思ったらいいのではないかと思います。
一つ前のネタで学生とのヤリトリでうまくハマったという話を書いたが、
おそらく、というか、
かなりの部分でこれらの
「禅」の要素が入っているやりとりをしているように思う。
「こうしろ、ああしろ」という感じでなく、
対話式といいますか・・・
「自己との対話、自己の観察、自己の実験」
という要素を大事にしたいという感じというか
藤田さんは
「座禅したらナニになるんですか?」
「何がいいことあるんですか?」
という要望に対して
・・・と、
思う自分はどんな感じなのか、
とりあえずじっくり座って観察してみましょう。
という感じだそうです。
多分、スポーツ選手には大事な感覚じゃないかな。
まぁ、カッコいいんですよ。
今の私の中でのロックスターです。
この方の生き方がロックなんです。
またゆっくり書きたいと思います。
ヘタに書いて、誤解されると悔しいから難しいんですけどね。
自分で「いる」こと、それを「自信」という。
(「考え過ぎない生き方」 藤田一照 著)
Tシャツにプリントしたい(笑)
いや、ホントに禅の世界ってロックですよ。