写真は内容とは直接かんけいありません。
職場の駐車場をあるいていたら、やけに鮮明に会話が聞こえてくる・・・
けっこう真面目な会話というか、なにか相談かトラブルの件について答えてもらっているような内容。
どこで喋っているんだ?とあたりを見回すと、
すぐ近くに止まっている車の中に二人の女性が乗っていて、そこが会話の発信源であった。
私の車は古いので、そういう機能は無いのであるが、最近の車ならば標準的についている、『運転中でも電話に出て会話ができる機能』を使っているようであった。
そのボリュームが大きすぎて車外まで「音漏れ」しているのであった。
しかし、それを聞いていて私は怖くなった。
もちろん車内で音楽を大きめの音量で聴いていると「音漏れ」くらいはいくらでもあるのは知っている。しかし、あくまでその音声は『漏れてくる音のクオリティー』であり、具体的な歌詞などが聞き取れるほどハッキリしていないのが普通だと思っていた。
ましてや、この季節(冬)であるから、窓は閉めている。
それなのに今回、外に聞こえてきた会話は、
「はっきりと何を言っているのか理解できる音声」なのである。
あまりにハッキリしているので、
「これって、何もさえぎるものがない状態で話しているのではないか?」と思うほどであった。
おそらく「会話がハッキリする機能」が高いのだと思う。
怖いのは、車内にいる人は、その会話は「車内の二人だけで共有している」と思い込んでいることである。
そして外に漏れているのは、電話相手の声なのである。
車内にいる人の声は聞こえてこない。
電話相手の人は、その声が車外にダダ洩れであることは知らない。
考えてみれば、会話って「誰と話をしているか?」によって、話す内容は当然ながら、話す言葉も変えている。
また同じ相手と話をするにしても、閉ざされた家庭内と、他人の目もあるところでは変えているものではないだろうか。
また、男性のワタシの側から考えると、男性しかいない場所と女性も一緒にいる場所では、言葉遣いや内容も変わってくる。
それから、電話というのは
「相手個人と話をしている前提」でしており、周囲には聞こえていない前提で話をしている。
だからこそ電話は「あなただから言いますけど」という内容を含むことができる。
さて、ゴチャゴチャ言っているが、私は何が怖いかというと、
たまに卒業生なんかに電話したときに相手が運転中だったりすることがあるのだが、その時の状況を想像したからである。
それは車内のナビの音声や運転操作の中で発生する音などから感じるわけで、それに気づくと「会話大丈夫か?」と確認するけども、相手から「大丈夫です」と言われ安心して会話を続行してしまう。
ようは、相手に車内で通話できる機能がついているのである。
ちなみに私は、車にはついていないので、ワイヤレスイヤホンタイプを使っているのだけども・・・
今回の音漏れの場面を見て、ゾッとしたのは
もし、その通話相手(卒業生)が駐車しながら私と会話をしてくれていた場合、
外に漏れているのは「私の音声」ということである。
しかもこんなにクリアに外に聞こえているとは・・・・
これは怖い・・・
「そんな人に聞かれて困るような話をしなければいいじゃない」
という考えもあるけども、聞かれたくない言葉ってなにも悪口ばかりでなく、人を励ます青臭いセリフなんてのもあったりするじゃないですか・・・
とくに私は卒業生と話をする時はそんなケースが多い気がする。
ちなみに私は、相手個人にだけ話しているつもりの会話を電話の先では後ろで聴かれていて、大恥をかいた経験が何回かある。(察する能力が低い)
「壁に耳あり障子に目あり」とは古い言葉ではなく、現在は場所を超えて起こることなのではないかと・・・・
(この場合は『あたま隠して尻隠さず』なのかな?)
願望としては、今回はたまたま音漏れの車内にいる女性の耳が遠くて音量が桁違いに大きかっただけで、
「普通の若者の会話はあんな音漏れになるほど音量をあげませんよ。」ということであってほしいが・・・・
これを読んでいる方、もし私から電話が来たら運転中で走行中なのか、駐車中なのか教えてくださいまし。
また、話が長いと思ったら遠慮なく止めてくださいね。
いちおう、今回の人には外から「声が漏れてますよ~」とジェスチャーで伝えておいた。
だって、職場の駐車場の中でも一番人通りの多い位置に駐車していたもんで・・・
(だから私も通ったのですけども)
私もいろいろと気をつけねば・・・
(おまけ)面白い本を見つけた(以下、私の読書用ブログ)
kokokaramakuru.hatenadiary.com