「体育学」の先生ということでいく。
このジャンルに興味のある生徒さんが選択して受講する。
ちなみに私は関西の人間ではないので、
どの高校の何がどの程度なのやらさっぱりわかっていない(笑)
それは何も偏差値だけではなく、部活なんかの程度もよくわかっていない。
だから、堂々としていると「お~凄いんだろうな~」などとビビッてしまう。
最近、年齢のせいもあるかもしれないが、高校生や大学生に対して
「なめられたくない」というような気持ちが随分と薄れてきた。
いわゆる「ナメタふるまい」をされても、
「お~、いいね~若いうちはそれくらいのほうがいいよ」
なんて思ってしまう。
そんな気持ちでこんな業務をしていると意外に楽しいということに気付いた。
こういう業務で高校生と触れると、
高校生にも色々いて、知らない人に対して
警戒してとりあえず慎重に礼儀正しく接してくる生徒もいれば、
私が居ようが、
変わらない振る舞いで友達同士でおしゃべりをしたりチャカしたりしている生徒もいる。
そりゃ以前ならば、
前者がいい子で後者が悪い子みたいな感情からスタートしていたような気もするが、
「まぁどっちでもいいや」というか、
「もし、私の話に興味を持ってもらえて、『もっと聞きたい』となればもうけものだ。』くらいに思えるようになってきた。
というわけで、やんちゃっぽい生徒もいたけど、
その生徒も一緒に絡ませながら自分の体験談をしているうちに
なんとなく良い空気感になり、いい感じで終わった。
なんなら、その生徒が「インスタ教えてください」と聞いてきた(笑)
終わってみれば、明るくて熱心に聞いてくれる楽しい高校生たちでした。
こちらにリキみがないから聞き易かったのかもしれない。
このコロナ禍の中で、
職場の大学での学生との接し方も一旦リセットした感じになっている。
この状況で学生さんも可哀想な気もするので説教する気もしない。
けっこう平和だ。
ふと思う。
「普通はこんなもんなんじゃないの?大学の教員と学生って」
という気もしてきた(笑)
今までの私がちょっとクドすぎたな(笑)
こちらが変われば、相手も変わって見えるものですね。
ステキな風景の中にある高校でした。
このコロナで社会は一気に変わりそうだ。
私の価値観なんて通用するかどうかもわからない。
『義理人情』よりも『超実力社会』になるような気がする。
「普通の学生は今のうちに楽しんだほうがいいのかもな・・・」
なんて思うともう、
「もっとこうしたほうが・・」なんてのはいいにくいな・・・
いいことではないと思うけど。