しゃれたオブジェが(笑)
センバツ甲子園、めでたく母校が優勝しました。
準決勝をネタにしましたが、決勝は危ないのではないかと予想しておりましたが、競輪予想と同じく外れてメデタシ。
さて高校野球・・・
とりわけ、甲子園出場レベル高校の「野球留学」という話題は、
今に始まったことではなく、なるほど我が母校も県外出身者が沢山おります。
という前フリの話をひとまず置いておきまして・・・
このコロナ禍で、「働き方」が大きく変わり、
「出社する必要の無い業務」の方がネット環境を利用して、
様々な地方から業務をこなす「多拠点型」の働き方が進んでいる。
という話題をNHK「クローズアップ現代」でやっていた。
地方の方でも過疎化をなんとか食い止めようという作戦の一環として、
こういう動きを積極的に受け入れる状況ができつつあるという。
もちろん、住民になってもらうことが理想ではあるのだが、
それよりもまずは、
「この土地を知っている人を世の中に増やす」
ことにも大きな価値があるという作戦である。
なるほど、確かにその場所の存在を知っている人が増えれば、
その人がまた話題にしてくれたりすることによって可能性が広がる。
こんな話題を見ていてふと思う
「この視点で考えれば高校野球の野球留学って悪いことじゃないどころか、日本の活性化という視点からすれば、むしろ望ましいことなのではないだろうか?」
なんて思ったのですがいかがでしょうか?
体力的にも思考的にも立場的にも柔軟性とエネルギーのある高校時代に、
地方で暮らすというのは、その選手が大人になって、たとえ首都圏に戻って生活するとしても価値のあることなのではないだろうか?
また、
大変だけども保護者の方もその地域に応援にいくことによって、
これまたその地域を知っている人が増える。
現在の日本における大抵の一般的な価値観は首都圏が重視されるものが多いように思うけども、「甲子園」という「地方の価値」方向の価値観を生み出しているのは、ナカナカのものなのではないかなと。
また、私の母校のように地方の有力選手が首都圏に来るというのも、これまた実家に帰った時に「首都圏ってこんな感じだぞ」と文化を伝えることができるので、これもまた価値があることではないかと。
もちろん、地元で頑張る価値を下げているわけではないですよ。
時代と共に、甲子園やら高校野球の価値も変わってきているけども、
野球のレベルがどうこう以上に、こういう側面の価値も面白いなと思ったのでした。
まぁ一方で、「僕には将来があるので」と、
大っぴらに表明できる高校野球になったことは、
こりゃもう私はヘタに口出ししてはいけない業界になっているということも感じました(笑)