kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

たまに振り返る番組

f:id:kokokaramakuru:20210415154406j:plain

大物を掛けるも、バラしてしまった後のやりとり。

「悔しいですね」

 

という問いかけに対して

「悔しいって言ったってしょうがないじゃん」

 

つづけて

 

f:id:kokokaramakuru:20210415154648j:plain

「自分が悪いんじゃないよ」

 

f:id:kokokaramakuru:20210415154757j:plain

「こういうのが悔しいんであれば何も漁に来なければいいんだ」

 

 

この「プロフェッショナル 仕事の流儀」は放送からもう10年が経つが、私はいまだに番組の録画を見ることがある。

第194回 山崎 倉(2011年2月7日放送)| これまでの放送 | NHK プロフェッショナル 仕事の流儀

 

「自分が悪いんじゃない」

 

これは無責任なセリフに聞こえる使われ方もあろうが、私はこのやりとりにいつも勇気をもらう。

 

何があろうとも、いじけず、腐らず、淡々と続ける。

 

大したことしてないくせに、

すぐに「いじけて腐って自虐でごまかす」自分に一番足りないところだ。

 

 

世の出来事は「アイツが悪い」など、誰かの責任と、

はっきりするものの方が実は少ないのではないだろうか。

 

かといって、

なんでもかんでも「自分が悪い」という整理もこれまた思考停止なのだと思う。

解決する気がないのではないだろうか。

「ど~せ俺が悪いんだろ」という時は同情させて自分の責任を回避する流れにもっていこうとしてないだろうか?

 

誰のせいでもないけどうまくいかない。

モヤモヤする。ストレスたまる。

 

・・・で、やりきれない思いをどこかにぶつけて憂さを晴らしたいという欲求は当然起こるが、それをやって悪くなることはあっても、良くなるということは少なそうだ。

 

うまくいこうがいくまいが、ベストを尽くし、結果を受け入れる。

 

それを身に染みてわかっている人がプロフェッショナルなのではないか?

そんな風に私は解釈した。

 

例えば教員と学生との間なんて、そんなことが頻繁に起こる。

 

懸命に指導しているつもりでも、

「あら、そう受け取りますか・・・トホホ」なんてことばかりである。

半端解釈で、理解されたことになって逃げちゃったり・・・

 

こんなのは大人同士だってある。かなりある。

 

考えたら、わかってない人に伝えようとしているのだから、

わかってもらえない確率の方が高いのは当然なので

伝わった時に「うわ~!ラッキー!」って思わなければいけなくて、

伝わらなくて当然、ついて来てくれないのが常識という上で取り組むのが冷静な視点なのかもしれない。

 

うまくいかないと悔しがっているほうが、「わかっていない」のかもしれない。

 

この動画を見たくなる時は、たいてい迷いが生じている時。

何か「言葉」が欲しくなっている時。

 

私は最後のセリフの「漁」を「教員」に置き換えて考えている。

 

「こういうのが悔しいんであれば教員なんて止めりゃいいんだ」

 

 

授業評価アンケートなるものがあり、それを見ると肯定的な感想に勇気をもらう一方で、「そういうこと書くかね」と挫けそうになるものが来ることもある。

 

そんな時、

この動画のこのシーンを見て自分を支えるのが私の流儀

(番組になぞらえたけど、情けない 笑)

 

この「教員」という語を「このブログ」に置き換えることもしょっちゅうである(笑)

「そういうのが悔しいんであればブログなんてやめたらいいんだ」

なんてこと言いながらなんとか続いております。

 

結局、このセリフって

「カッコつけてガタガタ言ってねえで、続けてみろ。どっちにしろやりたいんだろ」

って言ってもらっている気がする。

 

ちなみに私の上司なんぞは、私などとは比べ物にならないほどクソミソに罵詈雑言を浴び続けているのだが、一向に改善しようという気配はなく、最初はその姿勢を軽蔑していたのだが、イチイチへこんでいる私自身と比べその逞しさたるや、「これは凄いことなのではないか?」と尊敬に代わりつつある(笑)

おかげさまで私とその上司の関係はとても良好である(笑)

 

じゃあ自分もそうなりたいか?と問われれば、

「あんな風に思われるなら、俺は傷つく方を選びたい」ということなのだから、

「じゃあそれも自分の好きでやってんじゃないか!ガタガタいうな」ということになるのである。

 

若い時って周囲に嫌われることを気にするものだと思うが、それは「こんなに嫌われたらやっていけないのではないか?」と心配するからだと思う。

しかし、この上司からは「匿名で悪口を言われようが、俺の人生にはなんの影響もない」という重要な教訓をもらえる。

ただ、この上司のすごいのは記名制にしても悪口が来るという筋金入りなのである(笑)

 

完全に勝ち組である。「いい先生だ」と言われたいという欲がないというか、こんな人を敵に回したら絶対に勝ち目がない。

 

話がそれた。

 

このコロナ禍で、せっかく対面授業をしていたのに再びリモート授業になってしまった。

 

私はこの状況で、ストレスの溜まっているであろう4年生と体育の授業で

「よ~し、みんなで楽しくソフトボールをするぞ~!」

ということで好感度アップを目論んでいたのだが、見事に不発となってしまった。

 

なかなかうまくいかない(汗)

 

 

学生さんへ

下向きになる気持ちもわかるけど「自分が悪いんじゃない」ならば、

淡々とやることやることが!

プロフェッショナルへの道かもしれませんぞ!

 

 

 

最後に、この番組のシメの定番のセリフ・・・

これにも私は勇気をもらう(すぐなくなるけど)

 

f:id:kokokaramakuru:20210415170616j:plain

f:id:kokokaramakuru:20210415170650j:plain

他人と比較しない

f:id:kokokaramakuru:20210415170744j:plain

f:id:kokokaramakuru:20210415170826j:plain

 

まだ、どこかで諦めきれず、他人を羨んだり、嫉妬したりしていたけども、もうそういう年齢じゃありませんわね。

 

「悔しいったって仕方ないじゃん、その時はそれがいいと思ったんだから」