体育の授業風景
対面授業が再開され、私の担当科目である「体育実技」の科目を3コマ連続でやった。
この日はバドミントンやサッカーをやった。
朝から道具の準備やら体育館換気のための窓の開け閉めなどをやって、終了後には片づけやら、窓の戸締り、ビブス(ゼッケン)の洗濯→干す などなどやる。
なんだか久しぶりに体育教師をしている気分。
ふと歩数計を見ると、
お~! 1万1千歩!
昼過ぎでもう1万歩を超えた!
いや~これまで、自粛生活の運動不足で、
「これはイカン、歩かねば」と思って意識して歩く一万歩のツライこと。
それに引き替え、この授業の準備やら、
もちろん授業中にも準備体操の指導やら、
巡回しながら声掛けなんぞで、結果として超えた1万歩の気持ちよさ(笑)
『お金は後からついてくる』と言ってもナカナカついてこないけど、
『歩数は後からついてくる』の確実さ。
これはなかなかいい仕事だ。準備も片づけも苦にならない。
久しぶりに体育実技の授業をしたものだから、
段取りがヘタクソになっているが、
だんだんとカンが戻ってくるのを実感すると、
「なるほど、けっこうアタマを使っていたんだな~」
などとブランクがあったから感じることもある。
あとはなんといっても、学生と接する喜びもある。
とくに、現在は授業のみグラウンドや体育館の利用を許可されているので、学生の方も「ようやくカラダを動かせる」と喜んで体育をしてくれているので、なんだか新鮮だ。
これまで体育の先生といえば、生活指導というか悪役みたいなイメージだったが、このご時世で色々と自粛を迫られる中にあって、「束の間の解放」をさせてくれる優しい人ということで好感度がアップしたりして(笑)
体育の先生が好かれる時代になってきたか?(笑)
とかいって、クラスター出して「バカの代表」になる可能性も高いんですけど(汗)
それにしても、私自身のスポーツをする喜びは一体どこにいってしまったのだろうか・・・
学生が夢中でスポーツを楽しんでいる姿を見ていて、「俺ってこういう感じでやっているスポーツってないな~」と悲しくなったりするのでありました。
上手かろうが、ヘタだろうが、『身体を動かす喜び』って感覚が乏しい。
こんな人間が体育教師でいいのだろうか?
と思いながら何年やってんだ(汗)