たまった新聞を一気に目を通す。
そういえば水島さん亡くなったんだったな。
ドカベン読んだな~(笑)
ちょうど私が中学生の時にバッテリーを組んでいた投手がアンダースローでワタシが捕手だったので、この漫画の真似してプレーしてたものでありました。
ドカベンの面白さの一つは、投手里中との
言葉にはしないけどもちゃんと伝わるっている『あうん』のコミュニケーションでありました。
なぜか「ここは強気で勝負だ!」と心のコメントとともにサインを出すと、投手里中
が、「わかったよ、お前が言うなら」とそれに応えて気持ちを込めて投げる里中。
「これですよ!コレ!」
この絵柄に憧れて私はやっていたものでありました。
ドカベンの場合は、捕手が山田でしたが、私の場合は投手がヤマダくんという名でありました(笑)
だから、それのマネして「ヤマダ!ここは勝負だ!」とメッセージを込めてサインを出すも、肝心の投手には全く伝わっておらず、気のないボールは簡単に打たれたものでありました。
ここぞの場面で決め球のシンカーを3球続けるという配球もあり、
当然私もマネをしたものでありましたが、これもまた投手に気持ちが伝わらず、「バカみたいな配球すんな」と呆れられました。
さらに恥ずかしいのは、漫画のシーンでピンチで弱気になっている里中投手に対して、座ったままで、ピッチャーへの返球を剛速球で胸のグラブに投げつけ
「カツ」を入れるというものがあり、これまた私はマネをしてみたものでありました。
ちょうど、我が投手が自分のヘッポコ投球を棚に上げて不貞腐れたので、
「よし、ここであれをやるぞ」と試みたのでありました。
その結果、座った状態からの慣れない投げ方でチカラを込めたために
投手の頭を超える暴投をしてしまい、
ただでさえ不貞腐れている投手をさらに増長させてしまうという最悪の経験をしました。
その時に「すまんワリイワリイ」とヘラヘラと照れ笑いをする私は非常にみっともないキャッチャーとなり、ただでさえグダグダで締まらない試合をさらに間抜けな状態にしたのでありました。
あ~懐かしい。
あんまり有名にはならなかったけど、「おはようKジロー」なる漫画もけっこう好きでありました。野球部員を集めるところからやるところは私好みの漫画でした。
野球ついでにいえば選抜甲子園、東海大相模高校「ひょっとしたら」の期待もありましたが、残念でありました。
こんな時の監督にはなんと言っていいやらわからなかったので、
「いや~こういう時はなんと言っていいやら・・・出ると思ったのにな~」
とそのまんまで電話したら、
「そんなこと言ったって仕方ないっすよ勝てなかったのが悪いんですよ」
とそのまんまのお約束のお答えでありました。
まぁ、こういう定番のラリーもまた大事かと(笑)
さて、この関東5校目を東京と神奈川のどっちにするかで、どっちになるにしろ少しはニュースになるかと思いきや、なんとビックリ、確定と思っていた静岡2位が落選するという逆サプライズの方が大騒ぎで、神奈川の代表が居ないなんざ屁でもない話となりました。
当確と思っていた関係者は腰を抜かしたことでありましょう。なんせ関係者とは学校だけではなく、旅行関連、用具関連その他もろもろの人の移動やらイベントにともなう経済効果というものがありまして、皮算用していた業種も数多くあったかと思うとこれは確かに不憫であります。
口には出さないけども、同県2校はちょっと地域性の観点から・・・
愛知、岐阜が居ないのは・・なんてのがあるだのないだの言われていますけども、じゃあ同県の代表が居ないかと言えば、関東5校目の東京、大阪、和歌山、広島は2校いますのね。
いや~、一つの理屈で全部が通るわけではないのが世の中でありますけども、一つの大会の中で別の理屈が混在するというのは、なかなかのカオスでありますね~(笑)
「高校野球ってなんなんだろう・・・」
みたいなコメントもあるようで、闇が深いとかカッコつけて言ってみたいものでありますが、それほどの闇でもなかったりするもんで・・・(笑)
楽しい漫画をありがとうございました。
ドカベンの明訓高校のチームイメージは当時の神奈川高校野球においてスケールの大きい野球で賑わせた東海大相模の野球部だったという説もありました。
そういう話があるだけでもなんだか誇らしかったのを憶えています。