授業風景です
ようやく、対面授業ができるようになり、こんな風にソフトボールもできるようになりました。
眩しい日差しの中で体育をしたのが久しぶりなもので、けっこう日焼けが痛かったです(笑)
今年こそは最後まで授業できるかな?
やはり強がっていたけどコロナの影響もあるのか、私のメンタルも下がり気味で沈んでおりましたが、授業を通して学生とコミュニケーションをとっているうちにエネルギーをいただき、ようやく少々持ち直してきました(汗)
そういう年頃なのかもしれませんが、3月ごろはこりゃもう潮時かな・・・・と思っていたところだったので、とりあえず助かりました。
先のことは考えず、目の前の1日を、目の前の学生さんに感謝しつつ過ごしております。
現在、体育実技や講義を専門学校も合わせて10コマやらせていただいており、全コマ合わせるとのべ400名ほどの学生さんに話を聞いてもらっていることになっているのですけど、今年はちょっと感じが変わってきました。
なんというか『聞いてもらえている感触』があります。
講義内容からは脱線しているけども、
「こういうことが大切なんじゃないか?」と私が思いを込めている話を随分と聴いてもらえている感触です。
これまで近い世代からは「おまえごときが何を言ってんだ」とバカにされていたような話を真剣に聞いてもらえている感触があり、なんだか不思議な感触です。
学生との歳の差かな?と思うところもあったのですが、専門学校のほうではいい歳した人も沢山(なんなら歳上も)いる中で聴いてもらえるようになりました。
「話が面白い」「話がうまい」などと言ってもらえて、
もちろんとても嬉しいのですけども、この2年間で私の中でメンタルが折れてダメになったかと思いきや、「邪魔していた部分が溶けた」のかもしれません。
ただ狙って結果が出たわけではないので自信みたいなものはつきません(汗)
でもなんだこれは?という感覚があります。
さて、
昼間のプロ野球で、
話題の佐々木投手の態度にキレた球審が詰め寄るという話題がありました。
ネットニュースだけ見ていた私は「どういう状況なのこれ?」と不思議だったのですが、その後にネット動画で見てわかりました。
「あっ!これは3年前の私なら同じことしている、というかやったことある」
と。
記事を見れば、この球審は私とほぼ同年齢・・・
痛いほど気持ちはわかる。
「アホか!審判が熱くなってどうする」
それはもっともです。
ただ、あの振る舞いは、私の年齢には非常にこたえるのです・・・
「あ~、こいつに言ってもダメだ」とあきれられてふりかえっていったような態度というか
まだ、もっと「エ~!!はいってんじゃん!」と
あからさまに文句言われたほうが許せるのです。
圧倒的な可能性を持ち、さらにクールタイプのイケメン佐々木投手
あのタイプのイケメン若者の苦笑いって、私くらいの年齢にはけっこう悪いツボにはまってしまうんです。
とくに「しっかりとつとめねば」と思っていればなおさらです。
いまだに教員の体罰問題が起きますが、「やっちゃいけない」のはもう十分に分っているのです。
しかし、
『あの感じ』は「やっちゃいけない」と思っている精神状態の時ほど「くる」んです。
たぶん、生活指導をやっている先生ならあの動画を見れば私がいわんとしている感じはわかってもらえるのではないかと思うのですけども・・・
「なんだコラ!文句あんならハッキリ言えこのやろ~!」
って、追いかけたくなるパターンです。
それを薄ら笑いされる屈辱・・・
あの球審はまじめな人なんだろうな・・・
もちろん佐々木投手が「そういう顔のつくり」だっただけだろうとは思いますが、
ワタシが思うには佐々木投手も「やった」と思います。
あの感じのいい子は世論を味方につける術を知っているような気がするので、やると思います。本人は「えっ!なんで?」ってな顔してますが、分っていると思います。
私もやるもので(笑)
そういう意味じゃ、よかったかもしれません。
ワタシは審判に同情する。同世代という意味も込めて・・・
あの就職氷河期に、さらにプロ野球の審判なんて未来の見えない世界に踏み出して、「審判なんかでホントに食えるのかよ」なんて言われつつ、ここまで歯を食いしばって頑張ってきたのではなかろうか・・・などと想像しただけで泣けてくる。
ネットでは『40代が20代にキレてどうする』と叩かれているが、
「うるせ~バカやろ~!40代の悲哀がわからね~のか」とも思う。
もちろん佐々木投手にも同情する。
・・・で、最後に話を私に戻す。
このコロナ禍やら年齢的な精神不安定のおかげで私は
「学生や周囲に勝とうとする心」がすっかり溶けた。
「育てねば!」という使命感も溶けた(汗)
だから、今の私は、この球審の立場になったとしても、
「いや~わるいね~」と平気であやまっちゃいそうだ。
諦めると聴いてもらえる・・・・
今まで、勝とうという意識が強すぎたのかな・・・
それを捨てたら、話に中身が出てきた感じがある。
う~ん・・・とりあえずもうちょっと頑張ってみよう。