kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

出たことないから

スポーツ写真という意味で

 

小学生スポーツの全国大会は必要なのか?不必要なのか?

 

というテーマが議論になっているという。

 

「必要だ!」という意見の理由は、

 

「小学生の年代から夢や目標となる大会として必要」

「全国から参加する選手や指導者などとの交流の場として必要」

 

というもので、

 

「不必要だ!」の理由は

 

「大会で勝つことよりも競技そのものを楽しませたいから」

「発育発達の個人差が大きい小学生年代では全国1位を決める大会は必要ないと考えるから」

「指導者が勝つことを目指した指導に極端に偏り、不適切な指導につながるから」

 

 

だという。

私自身の意見としては・・・

などと語ろうと思って考えてみたのだが、よく考えたらそもそも全国大会に出たことがない。目指したこともない。目指す環境になかったということだろうか。

 

小学生時代の野球でいえば、人数集めに苦労したようなチームだったので、「勝ちたい」などと贅沢を言える状況ではなかった。当然、コールド負けもよく食らった

 

おかげで、そのあとコールド勝ちするようなチームに所属することもあったが、

「なんだか悪いことしちゃったな」とか、「なにか手伝えることがあったら言ってくださいね」なんて気持ちになっていた気もする。

 

全国大会やらオリンピックに出ていたような選手と付き合いはあるが、私の感想としてはそもそもそのクラスの人たちが

「全国大会に出るために必死に努力した」という感じはしないのだけど、どうなんだろうか。

 

「全国大会に出ることで選手やら指導者やらの交流がある」と、

確かにそうなんだろうけど~ というのは想像の世界でしかない。

なんせ出てないから。

 

否定派の意見

「競技そのものを楽しませたい」

に関していうと、自分が指導者だったとして「そんな広い心を持てるものだろうか?」という気もする。

 

「楽しませよう」と思ってやった努力を「つまらね~」と言われた時の辛さに耐えられる自信がない。

「せっかく楽しませようとしてやってやったのに」という気持ちを抑えられる自信がない。

「そんな恩着せがましい気持ちでやるならやめた方がいい」などというクソ正論に発狂してしまいそうだ。

 

それならまだ、裏切られたりしても「いや、俺が勝ちたくてやったことなんだ」などと思って収める努力をした方がマシな気もする。

 

「指導者が勝つことを目指した指導に極端に偏り、不適切な指導につながるから」

これに関していえば、不適切な指導の結果、ホントに勝っているのか?という問題がある。そして、「何をもって勝ったといえるか?」もある。

 

私の中学の監督でいえば、練習は内容も工夫され、けっこう厳しかったがまるで勝てなかった。

なぜ勝てなかったというと、なんせ監督が「勝利に淡泊」だった。

ちょっとうまくいかないとすぐに切れて投げ出してしまうような監督だったので、「せっかくいい練習してたのにもったいない」という采配だったのが悔しい。

『勝利至上主義』と『カッコよく勝つ』は両立しない。

「いい選手に媚びを売ってでも調子に乗せて勝つ」

目の前の試合に勝つだけなら重要かもしれない。

 

不適切な指導かどうかは、入部する前に「こういうスタイルの指導です」というのが分かっていて入るかどうかが大事なのではないかと。それで需要があんならそういうことなのではないかと。

 

また「将来を見越した指導」というけど、そうなると将来の指導者が美味しい思いをするだけじゃないかと思う。少なくともセコイ私はそう思う。

 

だから、育ててくれたチームをもっと褒めたたえるような仕組みもいいんじゃないだろうか。

 

まぁ、色々書いたものの全国大会の是非は、「やれるならやったほうがいいんじゃないか」という程度の認識だけど、だんだんと皆さんの余裕が無くなって負担が大きくなって無理が出てきているのではないかとも感じる。

 

個人的な趣味でいえば、この勝利至上主義の中で、弱小チームを運営している人に私は魅力を感じる。

 

勝って評価されるチームは「負けチームの運営者」にこそ感謝すべきじゃないかと思っている。そっちが居なくなったら「勝てない」んだから。

 

勝ったチームは負けたチームに恩返しするような文化になったらもっと勝者が尊敬されるんじゃないのかな。

 

例えば甲子園に出たチームは、帰ってきたら甲子園のお土産を予選で当たったチームに配るとか(笑)練習を手伝うとか。勝った方が上から目線でどうすんだと。

 

全く個人的な感想だけど、勝ってきた人より負けてきた人(補欠も)の話も面白い。

あとは、負けても負けても応援するのが趣味な人。

応援団の団長とかホントに魅力的だ。昭和的なのかもしれないけども。

 

割と勝ってきた人で、さんざん応援してもらったのに「人の応援にはいかない」タイプの人が野球界には沢山いるが、あんまり話に深みを感じない。

 

「また応援お願いします」などと平気で言うけど、

たまには応援してくれた人を応援し返してみたら?などと思う。

とても良い付き合いができますよ。

 

応援している人は応援する人の気持ちが分かるから

とんでもなく良い付き合いができると思いますよ。

 

勝利至上主義がどうこうより、『勝者独り占め』っていう思想に無理がある状況なのではないかなと思っているけどどうなんだろうか。

 

 

せっかく勝っても寂しくなるんだったら、なんのために勝ったんだと。

 

・・・と、勝ったことが無い人が書いてみました(汗)

 

『何を言うかより誰がいうか?』

 

とかいうけども、それも変な話だな。

 

だから勝利至上主義になるんじゃないのと。

 

誰が言おうと中身なんじゃないかな。