内容とは関係ないけど、野球の話題ということで
何かと素晴らしかったWBC、その後の選抜甲子園では、ペッパーミールというパフォーマンスの是非が初戦で話題になったけど、優勝したら『帽子とグローブは投げるかどうか?』はどうなるか?なんて意地悪に考えて楽しんでました。
それにしても選抜甲子園、兵庫の報徳が準優勝の快挙!
しかも大阪桐蔭、仙台育英やらの、現代高校野球で最も熱い2校を破っての準優勝はお見事!
今回のチームにはちょっと思い入れがありました。
ちょうど仕事で出張授業をしていたからでありました。
当時、1年生に対しての授業だったのですが、多くの野球部員がいました。
もちろん選抜出場濃厚状態でしたので、『頑張ってくれよ~』なんて話はしてましたが、「この中で試合に出ている人は誰だ?」なんて聞くわけありませんから、果たしてあの時にいた生徒はいるのかな~なんて思って見ていたら、「お~あの子か~見覚えがあるな~」という生徒がチラホラいて、そういう意味で面白かったです。
授業では可愛らしい顔してた選手が活躍していて、「えっ!あの選手が?」という感じでした。
そんな報徳寄りの気持ちで観戦していた仙台育英との試合。
延長タイブレークで、報徳の攻撃。
先頭打者のバントを仙台育英のサードがまさかの暴投というか、ひっかけて地面に叩きつけてしまう大エラー。(これで同点)
こりゃ~イップス(制御不能状態)になるんじゃないか?と、敵ながら心配していたところに、またまたサードゴロが飛ぶ。
「うわ~、こりゃ大変だ」と思ったら、今度はちゃんと送球した。
う~ん、やはりこのレベルに来ている選手はレベルが違うんだな~と感動した。
私だったら、「もう来るな~」と思った挙句にもう一度暴投してしまいそうだ。
それから、甲子園を観ていて気付いたのは、けっこう坊主頭じゃないチームが増えたものだと。
スポーツ刈りなんてレベルではなく、ちゃんとした髪型というか大学生みたいだ。
私がやっていた中学・高校野球は当然の坊主頭であり、要所要所(つまり大会もしくはミス)では「五厘刈」という野球しかやったことはない。
その感覚からいうと、「なんだこんな髪型なんぞに気をつかって」なんて思ってしまっていたのであるが、だんだんと見慣れてくると、『まぁこっちの方が健全か』という気がしてくる。ちゃんとうまいし。
さらに考察してみると、野球部現役時代から髪を伸ばしていれば、
「引退後の勉強しなければいけない時期に髪型へのあこがれがなくスムーズに受験勉強に入れる」という効果もありそうだ。
そもそも坊主頭になっていれば、引退後に「まずは髪型」となる。本来、その時期は「最も勉強しなければならない」時なのだけど、それどころではない。結果、勉強しなくなる。
実際にあった恥ずかしい話だが、私は当時でさえ絶滅危惧種であったリーゼントを目指した。私はビーバップハイスクール(漫画)のトオルのつもりであったが、周囲からはカメレオン(漫画)のヤザワと呼ばれた。
おかげで、本来の甘い青春を棒に振っていたことに気づいたのは30過ぎに当時の写真を見返した時でありました。
そう思えば、部活の現役時代から適度に髪もいじっていれば、野球部が終わったからといって、そこまで髪型への執着は少なく、スムーズに受験態勢に移行できるのかもしれない。
また坊主頭は野球部のトレードマークであったが髪が伸びていれば即断はできず、その結果、『野球部が悪さしている』と通報されるリスクが下がるかもしれない。
などなど、野球部の運用メリットも大きいのかもしれない。
髪が長い上に野球がヘタだと素人と見分けがつかないから、むしろ頑張るかもしれない。
なんて思いながら、あ~現代の野球はずいぶんと合理的になっているんだな~
などと感じながら野球を観ていたのでありました。
さてペナントレース。
阪神好調な滑り出し。
ニイさんが、リハビリからずっと支えている才木投手のナイス勝利!