夏の夕暮れ時に投球指導
大学によっては夏休み期間(試験期間?)
京都にある私立大学の野球部員を指導した。
そこはOBには現役プロ野球選手(しかもエース格)も輩出しているくらいの強豪チーム。
なんでまた、そんな選手が?というと、ワタシの運動教室のお手伝いをしてくれている女子学生さんが高校時代に野球部のマネージャーをやっていてその時の選手が悩んでいるというのを聞き、『うちの大学の先生(つまり私)に教わってみたら?』と提案したらホントにやってきたという流れ。
この右でアシスタントをしてくれてるのが元高校野球部マネージャーのセキさん。
とてもしっかりしております(汗)
元々は競技ゴルフをしていて、将来はレッスンプロを目指しているとのこと。
ということで今からこのブログでも売り込む(笑)
ちなみにスコアを聞いたら、私なんぞは口もきいてもらえないレベルであります(汗)
さて、指導。
さすが、わざわざ熊取まで来るだけあって熱心な学生さんでした。
ちゃんと差し入れのジュースも持ってきました。
指導の様子
メモを取っている学生は、今年入学してきた理学療法学科1年生の山本くん。
これまた、熱心な学生であります。
セキさんも、適度な距離感を保って指導を学んでいます。
ちなみに、キャッチャーをやってくれているのは2年生の田村くん
愛媛県から出てきて、グローブ職人もできる治療家を目指しているという。
指導の成果はというと、けっこう喜ばれるくらいの指導ができました。
もう辞めようかと悩んでいたようだけど、希望が見えたみたいでメデタシ。
指導が終わり、研究室で山本くん(左)から指導の内容についての質問を受ける。
その中で、
「指導を受けている選手への接し方が、上からではなく、とても優しいように思うのですが、やはりチカラを引き出すために意識されたりしているのですか?」
と、とてもコーチングに関するマトモな質問。
ワタシの回答
「保険だよ」
山本くん
「保険?」
ワタシ
「指導が不発だったときの保険だよ。エラそうにした上に不発だったら最悪だろうが、だからせめて『指導はそうでもなかったけどイイ人だったな』と思ってもらおうという魂胆だよ」
「だいたい、指導なんてそうそう今回みたいに上手くいくものじゃないんだから。」
・・・と真顔で答えるワタシ。
山本くん
「あ~なるほど~ そんな理由が・・・」
これがワタシの英才教育であります(笑)
こんなんだから強気で向上心の溢れるメンバーはどんどん離れていきます(笑)
まぁ仕方ない。でもいい人だったろと。
もう仕方ない、争いごとが嫌いな性分のワタシは勝負の野球界には向いてない。
こういう時間を持つと、つくづく思う。
野球の指導を仕事にしなくて良かった。
ワタシみたいな軟弱な神経じゃつとまらん。
ただ不思議なもんで、
もう学生の指導とか熱心にやるのはやめようと思ってたら、なんだかいい感じの学生がチラホラと寄ってきてくれるようになったんですよね。
『みんなに好かれよう』とか、『俺が引っ張ってやる!』とか思っていた時には全然ダメで、「もう仕方ない一人でやるか」と淡々としだしたらなんとなく人が来るようになるという。
・・・で、これで欲出すとダメなんだよな。