『このクソガキめ、重たいし動かね~し、オラ、こうやって動かすんだ』
・・・と、ワタシが少年の腰を抱えて股関節の動きを引き出しております(笑)
野球に必要な伸脚を説明しております。
『おう、いいか!よ~く聞けよ、野球ってのはボールがちゃんと見えなきゃ始まらないだろ? そのためには、いかに、上下動がなく体重移動できるかが大事なんだぞ! ゴロ捕球しかり、バッティングしかり、投球しかりだ! そこで大事なのが股関節の使い方だぞ! 膝で移動する選手は視線が上下するからミスも多い。いいか、普通は内回しをしているが実は外回しなんだぞ、これを教わっている人は少ないんだぞ』
なんてなことを抜かしております。
さすがニシダカメラマン、ブログのことを考えてこういうショットを撮ってあります。(O下に、Nハラよ 参考に)
というわけで、ちょっと日があいているネタなのですが、
先日、某中学生チームの指導に行ってきました。
ご覧のとおり野球場ではありません。
住宅街のちょっとしたスペースを使って指導してくれというオファーでありました。
相手は中1の12名
野球チームではありますが、いわゆる野球の練習はできない状況。
まぁ、それならそれでやりようはありますということで。
ランニングの指導をやりました。
ワタシ自身はそれほど走りに自信があるわけではありませんが、
知り合いにはいまだに破られぬ日本記録を持っている足の速いのがおりまして、
そこから聞いたネタを伝授していると思えば気楽なものであります(笑)
とはいえ、セリフとワタシの胡散臭い見本だけではなんですから、
ハイスピード動画撮影
左はニシダカメラマン。
中学1年だからといって・・・・というか、
だからこそ自分で自分の動きを確認する興味をもってほしいと。
「ほれ、見てみろ!足が上がってないだろ」
なんて、動画を見せます。
みんな自分や友達の映像なので
「お~!」となります。笑顔になります。
友達ので笑うこともありますがそれもまたヨシです。
これは、どこでやっても鉄板であります。
こうして、皆がアタマを寄せ合っているこの雰囲気は好きです。
なんだかやりたかった教員の画という感じです。
これやると、そのあとの意欲が変わってきます。
アシスタントのO下くん
今のところまだ食らいついてきております。
盗塁のスタートの説明をしております。
「へ~、盗塁得意なんだ」と聞いたら
「やったことない」と言ってました(笑)
なにやら高校の監督の教えだそうで・・・
まぁ、考えたらワタシだってピッチャーじゃなかったわけですからまぁいいかと。
このO下くんの良いところは、
一応それなりに自分の意見を持っているということです。
彼は熱血なジャイアンツファンでありまして。
ワタシが昨年のドラフトについて
「なんだか地味だったな、FAばかりでやる気がなかったんじゃないか?」
と、茶化すと
「そんなことはありません。もう1位の投手も勝ってますし、以下の高校生は将来有望で先を見据えた補強をしていますからこれでいいんです」
・・・と、ちゃんと言い返してきます(笑)
ここにきて凍結していたワタシのジャイアンツ愛が揺り動かされております(笑)
考えたら、
ワタシの経歴的には巨人ファンのほうが喜ばれやすいというのもあるような気がしまして・・・
巨人ファンの学生のほうがワタシに敬意を持ってくれるのではないかと・・・
これまでの阪神ファンの学生は、
やはりどこかでズレがあったように思います(サンプルはミゾバタ氏)
もう一人のよく手伝ってくれるNハラくんもジャイアンツファンでして、
ワタシが大阪に来て11年目にして、
初めてジャイアンツファンのデシ二人を従えて活動できるという状況は
喜ばしいのかもしれません(笑)
どうも落ち着くと思ったらそういうことだったのかと・・・・(笑)
ちなみにこの日に同行したもう一人のニシダくんは阪神ファンということで、
まぁそれなりの付き合いにしていくかと・・・(笑)
好きな球団と学生の性格というテーマはいずれネタにしたいと思います。
ちなみに、この少年たちに聞いたら巨人ファンは一人でありました。
それにしても、特に縁があるチームというわけではないのですが、
中学生指導はつい熱が入ってしまいました。
だって、
だいたい中2でその選手の考え方や性格的なものって決まってしまいますから・・・
つまり野球への考え方も・・・・
このタイミングで出会う指導者って後々の影響がものすごく大きいんですよね・・・