バドミントンの支柱です。
右がこれまで使っていたもの
左が新品
うちの学生が割と喜んでやっている『バドミントン』
「ヨシ、だいぶ古くなって劣化してしまったし、新しいのを購入して私の好感度を上げよう(自分のお金じゃないけど)」
・・・と画策し、職場の事務員さんと予算交渉なんぞをして晴れて納品。
ちょうどバドミントンサークルが、劣化した支柱ながらも健気(けなげ)にプレーしているところに向かって、
「お~い、ちょっと手伝ってくれ~」
などと臭い芝居をして、呼び出し
「なんですか~?」と寄ってきてくれた学生に
「ホレみろ~、新品だぞ~!早速 使ってみようじゃないか!これを使ってネットをはれ~」
学生「ほんとですか~!いいんですか!ワ~イ!」
喜んだ学生は新しい支柱を使って、すぐにネットを張った。
ムフフ、可愛いやつらだ
などとほくそ笑んでいたら・・・
「あれ?ちょっと低いですね」
・・・と学生
「アッ」
一瞬にして全てを悟った私
「やってしまった」
そう「床下の長さ」の注文確認を怠っていたのだ。
授業の写真
床に空いている差し込みの穴の深さを注文するのが鉄則
7センチ短かった。
この7センチ、たかが7センチと思いきや、ネットを張ってみるとしっかり低い
サークルをしている学生に
「これやっぱり違和感を感じるよな~?」
と、一応たずねたら「ハイ!全然違います」とキッパリ
ちなみに、バドミントンのネットの高さは、
両サイドのポールが155cm 中央が152.4cm だそうです。
真ん中は500円コイン一つ分くらい下がっているそうですので、強く張りすぎないものだそうです。
さすがにこのネットの高さに関しては
『せっかく買ったんだから、我慢してこれでやれ』というシロモノでは・・・ない。
ワタシ自身は小さいころから「文句いわずに与えられたもので我慢してやれ」というのが染みついてしまっているので、トラブルは減るといういい面もあるけどルーズさにもつながってしまっている。
この場合はこれじゃいけない。
恐る恐る事務員さんにお願いしたら、快く対応してくれた。
あ~ありがたい。
ちなみに、新品を期待させた学生たちは特に文句を言うこともなく、何事もなかったかのように、これまでの支柱で黙々とバドミントンを再開していた。
その何事もなかった感がなんとも・・・
「余計なことしてすんません」
サプライズのつもりがツメの甘さで滑る・・・
物事にはピッタリ100点でなければいけないものがある。
こういう時の独特の孤独感はなんと表現したらいいやら・・・
ただでさえ丸い背中がより丸くなっていく感じ・・・
サイズの合わなかった新品の支柱を持ってすごすごと退場
人を喜ばせようと思ったらツメまでしっかり。
カタログは細かい文字までちゃんと読みましょう。
最後に、
なんとなく「すごすご」と書いたけど、これって意味あんのかな?
と広辞苑を見たら載ってた。
『すごすご』
①失望し、また興ざめて、立ち去ったり戻ったりするさま。
②気落ちして元気のないさま
広辞苑にこうなっていたけど、ネットで見たら
『最初の目的を達成することが出来ず、落ち込んでその場を立ち去る様子。』
お~!ピッタリ!