kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

仕込み始め

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「ジョウシチョウ○センチ!、カシチョウ○センチ!、ゼンワン○センチ!、ジョウワン○センチ!、デンイ○センチ!」ってな調子で理学療法学科のN井くんが計測した数値を必死にメモする子どもたち。


時間がかかる。


こっちが勝手に測って記録していけばさっさと終わる作業である。


勿論、意味など分からないだろうし、漢字など書けるわけもない。


しかし、「あの辺を測ったときがこれか・・・」くらい分かれば上等。


 中学生1年生にトレーニング指導した・・・


一人は小学5年生・・・


それなりに有望な子であるらしい。(学業ではない 笑)


そうなら、私なんかが指導すべきは技術ではなく相手の話を聞けること、記録すること、意味のわからないことでも嫌な顔をせずに聞こうとすること、質問できること・・・かな?


・・・なんて考える。


知らないけどメモしておいた知識を、どっかで何かのきっかけで理解できた時は結構嬉しい。


それから学業の成績は悪くても同級生が知らない知識を持っていると変な自信になることもある。 (サカナくんみたいに)


あとは、もし今後、継続して指導していくことになった場合には自分でメモを取りながらの姿勢が大切になるので今のうちに問答無用で押しつけておく(笑)


これは過去に私が指導した中で、あまりに手取り足取り親切にやって指導したら、やってもらうのが当たり前になってしまい、あんまりうまくいかなかった痛い経験からきている。(その選手とは、あれから10年以上経ってようやく多少話ができるようになったが・・・ん?じゃあ成功なのか・・・?)


 あとは子どもに愛想をふりまくのが苦手そうなN井くんの修行にもなる(笑)


 ・・・とカッコイイをことを言っているが、保護者さんへ「何かやってもらった」と言わせるための保険でもある(笑)


 今回は、学生さんに手伝ってもらった。


 将来、指導者をしてみたい学生にとっては、選手が育っていく過程をみておくことは頭の中での実績になると思う。


 「中学時代にこんな感じだった選手が、5年後にこうなった、10年後にこうなった」 というのを持っていると、見通しを語れる指導ができるようになる。


 多くの教え子がいるベテランの指導者が、育てる確率が高いのは、事例を沢山持っているからだ。


ただし、先が見通せるだけに「こいつはダメだ」と諦めが早いという難点もある(笑)


見込みのないやつは無駄な労力をはらってまでやらないという発想になる。


若い衆がつけ込むスキはここだ!


 若いうちは、「俺がやればどんな奴でも強くしてみせる」という何も根拠がない情熱が無駄を厭わない行動となり、時にとんでもないパワーを生む時があるのでその辺は学生さんに強調しておきたい!


確率はあくまで確率だ!


 ただし、とんでもない事故もあるのでこれまた注意はしておく必要があるが、ビビってはいけない!そいつに一番の指導なんて答えは誰も知らない。


 要は選手と一緒に頑張る関係が大切だし、それがあるから頑張れる。


『上からなんて笑われるくらいがちょうどいい』ということを私のそばにいる学生さんには見せているつもりだ。


 中学生にムキになってコントみたいなやりとりをしているのを学生が微笑ましく見ている・・・


あっ・・・下からも笑われてるってか・・・(笑)


楽しいからいいや・・・