話は前後するが、高校生投手を指導した。
彼は高校3年生 公立高校の投手である。
投手というのは、
公立・私学・チームの強弱に関係なく力を発揮すれば認められるポジションである。また認められる項目がある。
打者はある程度のチームでの実績でないとなかなか認めてもらいにくいのも事実である。
彼は、このたび実力を見込まれて上のレベルからお声がかかった。
上のステージといえばカッコいいが、そこは地獄の入り口かもしれない・・・
これを書くためにネットをちらほら見てたら、意外に話題になっていたのね(笑)
まぁ、実力の世界とはいえ、
数字で現れないものがあるのも事実な世界なので、こうして取り上げられるのは重要だったりします。
雨だったので体育館での指導となりましたが、なかなか大した高校生でありました。
ペラペラ喋るわけではありませんが、といってビビルような素振りもなく大変に落ち着いていました。
「そんで実際どうなのよ、通用しそうなのかい? この前はドラ1にダメ出ししてたろうが・・・」
とダメ出しされたオリファンのキヨハラさんから厳しい突っ込みがありそうですが(笑)
ズバリ・・・
わかりません(笑)
・・・って言ったら、
「オイ!当事者になったらそれかい」
と言われそうですが(笑)
・・・いや、
この わかりませんは
「いけるかもしれない」
が入っていると思っていただければと・・・・
確率的に言って、
公立高校のドラ6なんて大体が消えていくのが普通なのでございます。
それを納得したければ、
試しにシーズンになったら2軍の試合でも観に行ってみてくださいよ。
高卒のルーキーなんて、
ライオンだのトラだののオリに放り込まれた小鹿みたいに見えますから(汗)
いやホントに
「こんなことしちゃイカンだろ~」と思うくらい絶望的な気持ちになりますから。
でも、
たま~に小鹿かと思いきや
とんでもない敏捷性をもった
当然、仕込んでおります。あれを
彼の素晴らしいのは、「自分で考えてやっている」ということです。
なぜ分かるかというと、こちらの方が
「こう思って、こういう風にやってこんな感じがするだろ?」
なんて問いかけたときに、ちゃんと自分の感想を言えるからです。
これはできない選手って多いのです。
「はぁ?いや別にわかりません」なんてのはダメです。
ワタシの話を全てイエスと言えという意味ではありません。
「いや、僕はこんな風にやろうとしてこんな感じがしますけど」
とやり取りができるかどうかです。
そういう点で、
こちらがこの先に訪れるであろう状況を説明したときにきっちり
ポイントで頷けているというのも大きいです。
「これは重要なポイントだぞ」という部分ほど、見た目には地味だったりします。
それを重く受け止めることができるか、軽んじるかです。
彼とのやり取りはスムーズでした。それで十分です。
あると思います(古い 笑)
もちろん、腕の振りだの脚の使い方だの実際にも魅力は十分にあります。
「なるほど、ここに惚れて取ったな・・・」という部分も多くあります。
ただ、それを発揮できないで終わる投手がほとんどなのです。
それは、ドラフト直後に浮かれたまま入り、ガツンと食らって、
1から頑張れればヨイですが、大抵は戦意喪失して終わります。
多くの場合、結果が出なくて腐るまでの期間に大した個人差はありません。
だから最初が大事です。
今回は、たまたま彼のチームにうちの学生がトレーナーとしてついていたので実現しました。しかも中日というのがこれまた彼の強運であります。
中日にだけは強い私です(笑)
考えたら監督についている小林さんもいるし、スカウトの清水さんもいるし、
今年から新たに打撃コーチになったM野コーチもいるわけで。
ちなみに言えば、トレーニングコーチは関西医療の出身の方であります。
あっ、そうだ、まだ現役の中にも、
外野手の友永選手はシニア時代にワタシがトレーニング指導していた選手であります。
恐れるものは何もない、堂々といけばいいのであります(笑)
いや、もちろん実力の世界ですから実力がないとダメに決まっておりまして、
これらの話は贔屓(ひいき)してもらえるという意味ではなく、
皆さん仲間だよという意識でいれると力も出しやすいのでございます。
ワタシと絡んだということで
「お~そうなんだ~あの人オタクだろ~(笑)」
と会話の第一歩ができればそれだけでもいいのであります。
名門高校のメリットの一つは先輩が沢山いることで心強いというか、
ホームとアウェイでいえば「ホーム感覚」でいられるということです。
なんなら今の巨人のエース君だって、親戚のおじちゃんが球界のど真ん中にいれば落ち着いて実力を発揮できますよそりゃ。
「勝手知ったる他人(ひと)の家」ってなもんであります。
まぁ、楽しみにしよう。
ここからは、学生への話です。
今回、面白かったのは
右端の白いジャージの学生・・・野球出身の1年生でありますが
直立不動で真剣に聞いております。
これまでのワタシの授業では
端のほうで落ち着きなく喋っているような学生でしたが、
それとは打って変わってこの姿勢。
まぁ、この辺が野球界のいいところでありまして、
きっちりプロに対する尊敬があるということで引き締まるという。
顔も引き締まっていい顔してました。
野球やってた学生って、どうしても大学で目標を見つけにくいものですが、
これが刺激になって張り合いになってくれればと思います。
やっぱり、自分より年下が、もうプロに行くために覚悟した姿勢で来ているのを見れば、それは気合が入るのが男ってものではないでしょうか。
そんでもって、
そういう相手に指導している所を近くで見れるような大学に来ているんだということも張り合いにしてもらえればと思うわけです。
他だったらこの位置は遠いぞ~ ・・・というより見れない。
立ち入り禁止です。
・・・で、
そういう相手に、そんな空気感の中で
応える緊張感を持った仕事をしてみて~と思えば、
ワタシに何を言われようとも「そのワザを盗ませろ」となるのだろうと思います。
やはり自分から「入れてください」というスタートって大事だな~と感じる今日この頃でございます。
この学生は、たまたま前日にいたので「こんなのあるよ」と声をかけたら飛んできました。
これしかし難しいもんで、
だからといって呼ばれるのが当たり前になるといっぱしに選ぶようになるんだよな~(笑)
これまで一部の学生を贔屓して優遇してたらグレちゃったみたいなパターンを散々経験してきました。まぁ、その辺はやってみなきゃ分かりませんが、またそうなったのでこれはやり方を考えなければいけないですね。
まぁ、そういう時は悔しいですけどワタシの経験になったと思ってハラを収めなければなりません。私が頼まれてもないのに勝手にやったことでありますと・・・
クッソ~しかし悔しいな(笑)
まぁ、ワタシの思うのがイイかどうかも怪しいのですけどね(笑)
まぁ、
新しい学生にもワタシの違う一面というか本来の一面(?)を見せる機会ができたのはよかったです。
やっぱり口だけじゃ学生も信用できませんもんね~(笑)
それにしても・・・
いいケツしてますな~
番組でも言っていたが、競輪選手バリの太もも61センチという・・・・
競輪選手か・・・・
いざとなればそっちの支援もできるな~(笑)
ますます、思い切ってやってくれたらいいな~
やっぱり保険も大事ですからね~
ワタシって凄いな(笑)