ワタシの職場の食堂のドレッシング
「サウザン」
正式名称「サウザン・アイランド・ドレッシング」というらしい。
ネット記事によれば
アメリカとカナダのあいだを流れるセントローレンス川。その川には大小さまざまな島々が1,000以上も浮かび、「千の島(サウザンアイランド)」と呼ばれています。 サウザンドレッシングには細かく刻んだピクルスや玉ねぎを入れるのが一般的です。それらがまるで「千の島」のように見えることから、サウザンアイランドドレッシングと名付けられたようです。
以下は引用元
サウザンドレッシングって何?原材料や気になる作り方も - macaroni (macaro-ni.jp)
だからなんなんだと思われるでしょうが、私がかつて所属していた高校野球部の寮生にとって、「サウザンアイランド」というのは非常に思い出深いというか、憧れのドレッシングなのであります。
といいますのも、今はもうそんなの無いでしょうが、私がやっていた30年前の寮生活では厳しい上下関係の中で生活していました。
それはそれは理不尽がまかり通るといいますか、今にして思えば「そんなとこどっちでもいいんじゃないの?」というようなところまで無理やりルールを作っていました。
その中の一つが、食事の時の味付けでありました。
かけてよい調味料が学年によって決まっていました。
1年生は醤油もしくはソースのみでありました。当然、サラダ類もその2択になります。
2年生になるとマヨネーズをかけることができます。
そして、新チームになり最上級生になると「サウザンアイランド」をかけることが許されるのです。
とにかく、あらゆるしごきやらイジメに耐えて生き残ったものだけが許されるものの象徴が「マヨネーズ」であり「サウザンアイランド」なのでありました。
野球関連の権利は、レギュラーなり補欠なりの番付状況が絡んできますが、この食堂の権利は「やめずに生き残ればよい」ものでありました。
おかげで、権利を獲得したあとはマヨネーズやらドレッシングをかけるかける。
これがまた美味しいのであります。
最初からいくらでも食べることができたら、この美味しさは無かったと思います。
その結果、引退後もその習慣が抜けきらず、運動習慣だけが無くなり不健康体になる人間が続出するのでありました。
なんとなく、食堂でサウザンを見て、思い出したという話でありました。
当然、今も私はかけています。