一昨日、一通のメールが・・・・
「11月の4日か5日に大阪にいくけど、そっちの大学を見に行こうと思うんだけど、どう?」「うわっ!マジで!こりゃ大変だ!」 メールの主は東海大学の宮川千秋教授だ!
この先生は陸上の世界では超有名なコーチである。これまで宮川先生が指導してきた東海大学の選手が日本の短距離界をリードしてきたと言っても過言ではない。(高野進‐伊東浩二‐末續慎吾‐塚原直貴 など)宮川先生は、さらに日本代表の強化コーチを歴任してきた。いわば、日本を代表するコーチなのである。先日も「ちょっとボルトの練習見てくるわ!」とか言って、ジャマイカまで行っちゃったほどの人です。しかも、「日本のトップコーチが行くのだからそっちも旅費を持ってくれ」ということでジャマイカ政府を動かしちゃったという規格外の人なのだ!冗談まじりに、私のハイスピードカメラをお勧めしたら本当に買って撮影してきたという。先に行われた北京五輪では、日経新聞のコラムを連載していたし、この前ボルトが世界記録を出したら、NHKの検証番組で解説を任されていた。
慌てて私が電話をすると、「先生(私のこと)に会うのがメインだからさ~、会えるのが楽しみだよ」と言ってくれる。厚かましいことは承知ながらも、「うちの学生とも話してもらってもいいですかね~?」と尋ねたら「もちろんだよ!やりましょうよ!」との返事!(竹田・藤田ヨロシクな!責任は持てないが)
さ~面白くなってきた。いつも私の事を「非常識な教師」と思っているかもしれないが、この先生に会ったら「なんて組長は優しいのだ」と思うはずだ! この先生の話は本当にインパクトがある!なんせ日の丸背負って世界と戦ってきたコーチである。学生時代の私はオーラーが出すぎてて20m以内には近づけなかったほどだ!それが私は幸運にも、東海大学で教員をやっていた頃に、宮川先生から「野球部のランニング強化指導頼まれたからさ~先生ちょっと野球の事教えてよ」という事でお供させていただき、間近で宮川先生のコーチングを学ぶことができた!この経験は本当に貴重なものとなった。
野球の世界では、1軍が技術練習をして2軍が走りこみなどの体力トレーニングをしているケースが多いが、これには「野球界はホントに合理性が無い!下手クソなのが走り込んだってしょうがない!技術練習させろ!技術のある1軍が走りこみしなきゃダメだ!発想が逆なんだよ!」と言ってたのには目からウロコでした!そりゃ確かに!
「全員に平均的にエネルギー注いだってダメだ!ダメな奴にいくら教えたってダメだ!トップは育たん!」とかハッキリとモノを言うので、インパクトも強いが、敵も多い(ような気がする )だから、「この先生と一緒に笑って話してて、私の将来は大丈夫かしら?」と思うこともしばしばだが、面白いからしょうがない!
よい子は遠くで見ててください(笑)話をしてみたい学生さんはコメント下さい。オーラを感じるだけでも意味があります。 トップチームのトレーナーを目指している方は、「こういう方と渡り合っていかなきゃいかんのか・・・」と良い経験になるかも・・・ それと
こういう人と接してるから組長はこんなになっちゃったのね・・・ということがよく理解できます。