kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

やれるかもしれない?やれないかもしれない?

イメージ 1

2月11日 今日は奈良へ。「最近はすぐにイライラして学生に当たってしまう。これじゃイカン!よし奈良に行こう!」と向かったのは西大寺そばのとある施設。http://www.narakeirin.jp/info/access.html


ここらへんは平城宮跡やらさまざまな天皇陵やらに囲まれた歴史的な地域である。「よしこの場所で平常心を取り戻すぞ!」と力むものの夕方には心は荒んでいた・・・


さて自宅で、投げやりに家事をしていると横浜安斉投手から電話が


「フォームは悪くないと言われてはいるんですがしっくりこないんですよ。色々とメモして行ったんですけど僕の記録の仕方が違ってたのかな~と思いまして」と昨年末に大阪まで来た内容の確認をしたいと連絡がきた。


長身の投手が成功できるかどうかは自分の手足の長さを自覚できるかどうかが一つのポイントだと考えている。腕や脚が長いというのはイコール筋肉が長いということでもある。これはスピードにつながる。その威力を発揮できれば強烈な武器になる。しかし、生かしきれずに不発になるケースが多い!


これは私の仮説だが、手足の長い人に手足の短い人が自分のやってきた感覚で指導したらおそらくダメになる。体の使い方のタイミングが全く違うはずだ。私はめんどくさがってやってないだけだが、バイメカの専門家が計算したらすぐに出せると思う。たしかそんなの習った気がする。その辺はN井くんに任せることにする。


で、それをどうやって表現していいやら・・・とりあえずつり竿の長い竿と短い竿のそれぞれの扱い方の違いで表現してみた。 あんまりうまく伝わらなかった。


私は海の投げ釣り用の長い竿を使っていたし、ルアーのバス釣りもしていたので自分では「俺ってウマイ事言ってるな~」なんて自己陶酔しているが、相手は「釣りはあんまり・・・」という感じだったから伝わりにくい。


例え話って相手の実体験に寄り添ってこそ威力を発揮するものだ!


で、約1時間、長電話した挙句に出た結論が「電話じゃよくわからないのでまた大阪に日帰りでもいいから行きます。よろしくお願いします」ということになった。まぁそりゃそれが一番だ。でも大したもんです。こう言える18歳のプロはまずいない。「こっちに来る時ないんですか~」なんていう感じが90%である。安斉くんホントに見込みあるかもしれない。


で、そのあと星林の中西くん(写真)から電話が。こっちも


「最近悩んでるんですけど・・・」    「どうしたよ?」


「自分のやっていることは間違っていないと自信はあるし、キャッチボールの球にも力が出てきて楽しみなんですが、なんにも変ってなかったらどうしようかと不安になって」


 つまり、楽しみでもあるが不安も大きい。「これっていいんでしょうか?」ときた。


「お~それはな選手としてとてもいい状態なんだ!スポーツ心理で言うところの逆U字曲線ってやつでな。やれるかもという期待感やれないかもという不安感がちょうど半々くらいのところが一番パフォーマンスが上がるのよだから、自然とその状態になったのは素晴らしいことなんだぞ!」


「えっそういうもんなんですか?」と彼は驚いた。


「その証拠にお前はテストの時はどうせダメだってやってるから全然緊張しないだろ?でやっぱりダメだろが」


「お~なるほど確かに!」とこの例えは見事にしっくりきた!


実体験に寄り添った瞬間であった。  中西くんに幸あれ~