先日、Ｍ島くんがマジメな顔してこんなことを言う。「試験前になった途端に色んな人（大学のクラスメイト）からメールや連絡が来るんですけど、これって大丈夫な事なんでしょうか？」
つまり、試験前になった途端に今まで連絡などほとんどこなかった友人から試験の範囲やノートの事などの問い合わせが殺到するという。このことに「俺はいいように利用されているだけなのではないか？こんなんでいいのかしら？」と不安になったという。
「いいね～♪ さすがＭ島だ！」私は嬉しくなった。
自慢じゃないが、私も大学時代！試験前と卒論前だけは男友達だけでなく女の子にまでモテた！持ち始めたばかりの普段は一切鳴ることのない携帯（Ｐ203）が鳴る鳴る！ 最初は私も「このやろ～普段は学校もロクに来ないクセに」などとイラついていた。
しかし、大学時代に私の尊敬する先輩の自身の体験エピソードを聞いて考えが変わった。その先輩は非常に人望があり慕われる先輩であった。とにかく飾らないオープンな人柄で明るくユーモアがあり、私も大好きで毎日その先輩の話を聞いていた。とにかくセコイところが全く無くスケールを感じさせる人だった。
その先輩もかつては自分が丹精込めて作り上げたノートや試験対策を当たり前のように要求してくる同級生に怒りがこみ上げていた。
我慢できなくなったその先輩は大学のゼミの教授に「あいつは何も努力してないのにテスト前だけ僕のところに来て点数だけ取っていくんです！そんなの許せません！もう見せたくありません！先生からも言ってやってください！」と言ったところ、その教授に
「バカモン！そんなのしっかり見せてやらんかい！そんな事言ってっからお前はダメなんだこのバカたれが！」と返り討ちにあったという・・・
その一件で先輩は一気に体の力が抜け全てがバカバカしくなったという。しばらくはショックで引きこもったそうだが「ええい、もう見たきゃなんでも見せたるわい」と開き直ったら肩の力が抜けたという。
私はその先輩の魅力はそうした強烈な経験から来てることを知り、身が引き締まる思いをしたことを今も覚えている。 だから私もそれを心がけた。
すると、例え試験前だけの限定とはいえ、頼られるのはナカナカ気持ちがいいことに気付いた。それならそれで見せれるようなノートや「あいつにも分かるように」と試験の要点を説明できるようにすることは全く無駄にはならない。考えたら大学は絶対評価だ。別にそっちが満点とってもこっちが損するわけじゃない。
ちなみに、ＰＴ学科のＮ井くんも試験前には問い合わせが殺到だという。
ヨシヨシ！組長は嬉しいぞ！
さて、ここで問題が・・・頭を丸めて気合一発のＭ木くん・・・
成績は優秀（トップを狙う勢い）であるが問い合わせはほとんど無いという・・・
これって一体なんでしょう。
Ｍ木くんは、「これって深い意味があるんじゃない」と、私が試練を与えているので頭をかかえています。
テスト前に頼られる男の条件とは・・・ けっこう深いような・・・
皆さまご意見おねがいします。
私が一つ思うのは、ホントに1位の人（狙っている人）って足引っ張ると悪いから聞きにくいけど、こっちは単位取れりゃいいんだから上位だけどトップじゃない人であんまりピリピリして無い人が聞きやすいのかな～なんて。
このあたりはひょっとしたら商売のヒントかも・・・
名付けて「モーニング娘の法則」！
あとはおだてりゃホイホイしゃべる人・・・あっ・・・俺か
