7月27日
現在、大学は定期試験期間中。
私の科目も、特にクレームが来たりすることもなく終了し、ホッとしていた。
そこに、ミートM島が『大変申し訳ありません』とうなだれて部屋に来た。聞けば、またしても試験で撃沈したとのことであった。 どうも、彼は試験への取り組み姿勢が間違っているようである。
こんなとこは『野球人らしく』ならなくていいんだが・・・(汗)
「う~ん、こりゃ指導方法間違えたかな・・・(悩)」と二人で沈黙しているところに、まるで申し合わせたかのように卒業生が顔を出してくれた!
T岡くん(右端)は卒業して2年経つ。
「先生のトレーニング講習会が凄い役に立ってます!」と嬉しいことを言ってくれる。
彼は現在、滋賀県の社会人サッカーチームでトレーナーをしている。
彼は本学で第1号のAT(日本のトレーナーの資格)現役合格者であり、現役学生の憧れの存在である。
3年前に私が見て、一発で惚れ込んだ爽やかなナイスガイである。
M本くん(右2人目)は昨年の卒業生である。現在、鍼灸院で働きながら、休日を大学の鍼灸の先生の下に弟子入りして学ぶ時間にあてている。さらに、トレーニングを学び、実践する時間をとっている。ナカナカできないことだと思う。
T田くん(左)は、現在、トレーナー活動している報〇学園が夏の県予選真っ最中でヤマバを迎えている。
彼は今月上旬に野球の本場アメリカに渡り、野球の現場を体験してきたところであった。
実は彼は、来月からマジメに働くことにしたらしい。
かねてから、『頼むから、うちに来てくれ』と誘われ続けていた治療院のお誘いを断りきれなくなったとのことだ。しかも、これまで通り母校のトレーナー活動もできて、条件も良くしてもらったという。ナカナカの交渉上手だ!
これで、フリーターで居れば私に奢ってもらえるという彼の計算は終了となった。
ザマーミロ(笑)
世の中不況で仕事が無いと言われている・・・
確かに「誰でもいいから」という仕事は減っている気がする。
でも「お前に来てほしい」という仕事は確実に増えているような気がする。
だから仕事の来る人のところには集中してしまう。
トレーナー・・・これは誰でもよくない仕事の代表だと思う。
ナカナカトレーナーにはなれない。というのが一応決まり文句として言われているが・・・・
な~んだ、接してて『気持ちがいいな!』と思えたT岡くんはさっさと若いけどトレーナーになりました。
卒業生と語り合う一コマ!
お互いに現場を持ち、忙しいのは尊重しているからこそ、共有している『今』の時間を大切にするやりとりがなんとも気持ちいい。こんなところで私情をはさんだネガティブな会話はありえない。
教員と学生ではなく、追究しあう男同士の贅沢な時間・・・
お金じゃ買えない時間です。
ミートの点数もお金じゃ買えません・・・
んも~っ! 東京のF田! なんとかしてくれ!