8月10日
この日、大阪府体育研修センターにて「体力づくり」指導力向上研修会が行われ、そこで講演をしてまいりました。
相手は大阪府の中学・高校の体育の先生方14名。
お題は『効果的なトレーニング』。実は、昨年もここで講演をさせてもらっている。
その時には、私の講演の後、今は卒業生となり現在、報徳学園トレーナーとして甲子園に乗りこんでいる(この日、初戦快勝)竹田くんが『先生方に役立つ東洋医療』について講演をし、大反響であった。 http://sports.geocities.yahoo.co.jp/gl/healthatpt/comment/20090820/1250745504#comment
今回も私の講演の後、いよいよシッカリしてきたN井くんに(写真中央)『理学療法からみた歩行動作観察』ということで講師をしてもらった。
内容は参加した先生方の歩行を撮影し、すぐにプロジェクターで上映して解説するというものであった。
よく考えたら、これ結構ハードル高い・・・
こっちが準備した映像の解説ではなく、参加者のその場でやった映像に対してコメントを要求されている。
実はN井くん、昨年、その場で相手の反応を見ながら説明し反響を得た竹田先輩の姿を見て『俺はあんな事できるんだろうか?自分には何も無い・・・』とショックを感じたらしく、私の前から半年ほど姿を消したという過去がある。
私にしてみたら、何かミスしたわけでもなく、私が説教したわけでもないのに忽然と姿を消した彼の行動には全く理解ができなかった。(当時、ようやく戦力になったと思った矢先の出来事に、私も結構なショックがあった)
あれから1年、すっかり逞しくなったN井くん・・・
「やってくれるかい?」という私の問いに、
「やります!」との返事・・・
果たして・・・・
いや~見事でした・・・
ただでさえ、アドリブを要求される内容だった上に、カメラ係のミートM島が、知らないうちにカメラの『接写モード』のボタンを押したがために映像のピントが全く合わなくなってしまったというアクシデントまで発生!(AF:オートフォーカスにしなければならなかった)
どうなることかとハラハラしている私の心配をよそに N井くん・・・
ピンボケした映像ながらも、撮影時の観察とボケた映像の中からも見事に個人に対応したコメントを連発し、参加した先生方を納得させておりました。
その反応は私の講演よりもよっぽど高いものでした。
普通、学生さんですと、カンぺを読む事に集中してしまうところですが、相手の様子を見ながら丁寧な言葉遣いで説明してました。
知的でスタイルの良いルックスに加え、的確な理学療法の知識からにじみでる問答無用の説得力に嫉妬すら覚えました(涙)
これで2年連続で学生に、持っていかれました・・・
問題は、写真でも左下で呆然としているミートM島。
講演が始まった途端に豹変した私からの横目の睨みに恐怖を感じ出してから、もう完全にパニックになり、配布のプリントの順番は間違えるわ、映像の出す順番は分からなくなるわ、挙句にカメラはピンボケ映像になるわで、いつもの笑顔は完全にどっかに吹き飛んでしまいました。
これでまた失踪しないか今から心配です(汗)
ミートよ、去年があっての今年のN井くんですぞ!
でも・・・ イキナリ、私が豹変してゴメンネ(汗)
大阪は野球ネタがウケるとT先生に吹き込まれて、その気になってプロ野球ネタを用意していったら、相手が女性と野球に興味無い人だらけだったから実は私が一番泡食ってたのよ・・・(汗)