私は少年時代、湘南でシロギス釣りに燃えていたのでありました。
簡単に投げ釣りを説明しますと・・・
4mほどのかなり硬い竿に専用の投げ釣りリールと、空気抵抗を少なくするために特別な細くて強いラインに、結構な重さのオモリをつけて、『少しでも遠くへ!』とばかりに『ウオリャ~~!』と投げます。
専用道糸は何m飛んだか分かるように25mづつ色分けされているのが特徴です。ですから、何メートル飛んだかを聞く時には「〇色行った」などと言うのが業界用語であります。 (例、100m=4色)
だから砂浜で投げ釣りしている人に、ポイント(釣れる場所)を聞く時には「何mですか?」と聞くよりは「何色ですか?」などと聞くと「おっ!君、知ってるな!」となります(笑)。
ちなみにスピニングリールのハンドルは左に付け替えて慣れるのが「やってる人の常識です」これは竿を振った後、すぐに巻く動作に入れるためです。
さて、 釣りバカ小僧の私は、釣り番組を見るのが楽しみでありました。
そこでは、しょっちゅう和歌山のシロギス釣りが放映されておりました!
そこで見たのは私にとって衝撃的なものでした!
湘南では3本針にようやく1匹釣れて「ヤッタ~!バンザ~イ!」などと喜んでいたのに、番組では8~10本の針に全部シロギスが釣れているではありませんか!
その釣れ具合に「なんて和歌山とはすばらしいのだ!」
などと興奮していたものでありました。
せっかく和歌山よりの大阪にいるわけですし、行かねば・・・
などという話をしていたところ、大学の先生のお誘いを受けて、加太の大波止へ行ってまいりました・・・
しかも夜釣り・・・
同行したN先生はアオリイカを狙い、3杯釣りました!
私、イカが釣れるところを初めて見ました!
情けない話ですが、私は甲殻類アレルギーのため、あのエギングの重労働をこなせるほどの情熱がイカには湧いてきません(苦笑)でも、旨そうではありました!
私はキス釣り用の仕掛けで勝負しました!
堤防ですし夜で危ないですから2色程度のキャストを繰り返しますと、アタリがチラホラありました・・・
チャリコ(子鯛)にアナゴも釣れました!
顔はアジみたいでボディはニベみたいな魚も釣れてきて、
こりゃナンダ?と地元の釣り人に聞いたら、
「こりゃ~クロサギってやつでこっちでムギメシと呼ばれてるやつだね!」との答え・・・
「ムギメシ?・・・健康にイイってことですか?」と尋ねたら、
「いやいや、白米より味が落ちるって意味だよ」との答え・・・
ケチつきました・・・(泣)
そしてさらに・・・
なんだこりゃ?ナマズか?
と危なく手で掴みそうになりましたが、よくみたら写真のゴン様(ゴンズイ)でありました!
この魚は、ヒレに毒の棘を持っております!
夜釣りの要注意魚の定番であります!
それにしてもこんな大きいゴン様は初めて見ました!さすが和歌山!
ゴン様のデカさが違う!
どう考えても旨そうに見えるのですが、「どこに毒があんだっけ?」という知識が定かで無かったために、慎重にハリを外してリリースしました。
あとでネットで調べたら棘さえ切ってしまえばかなりの美味であるとのことでした・・・
それにしても・・・
あのテレビで見た場所(砂浜)はどこだったんだか・・・
誰か教えて~
求む、シロギス釣り情報!