天気のいい昼休み・・・
呼び出された学生4人 ODAさん、S原さん、ミート、H下くん(1年)
私のソフトボールの授業で使用するバットのグリップテープの張替作業を手伝ってもらった。
本学の学生さんの特徴として、頼まれると気持ちよく動いてくれる学生さんが多い。
限られた昼休みの時間なのにも関わらず、授業開始ギリギリの時間まで夢中になってやってくれた。
私はこういう時間を学生さんと過ごすのが非常に楽しい。
前に吸殻拾いもナカナカいいもんだ、という話を紹介したが、吸殻拾いは、少々ネガティブな会話がよく似合う(笑)
こんな青空の下で手作業しながら気楽な話をできる時間は前向きな気持ちにさせてくれる。
さて、道具はちょっとしたパーツの取り換えで見事に新品のように生まれ変わるものである。
バットもグリップテープを張り替えることで、使用する学生さんも気持ち良く大事に扱ってくれるようになる。安全上も重要です!
今回、手伝ってくれた4人は「初めて巻きます」というメンバーでした。
私も巻いたことはありますが、そんなにこだわるところも知らないし
『こんなの失敗とかないだろう』と思っていたので特に指示することもなく任せました。
仕上がったバットを見て、
『あらっ?こんなにテープ短かった?』
そうです、本来のグリップの位置までテープが届いていないのです。
テープはグリップエンドから巻き始めますが、長くバットを持つ人の手の位置までしかテープがありません。
これだとグリップ下を余して短く持つ人は直接金属の部分を握らなければなりません。
なぜこんなことが・・・買う商品間違えたか?
実は4人は、斜めにズラシながら巻く時に、「隙間が空かないように」と意識するあまり、5mmくらい重ねながら巻いていたのです。
こうなると重なる部分は厚くなるし、重なった分短くなるのは当然でした。
しかも、握った感じも厚くなってしまい細いグリップを好む私としては「う~ん、なんだかな~」という感触でした。
しかし、私も、前回巻いたのは2年前だったので「あり?こんなだったっけ?」という感じでした。
試しに、細い隙間を恐れずに、重ねずに巻いてみるとちょうどピッタリの位置までグリップを巻くことができました。
しかも手にジャストフィットしました。こうやって巻くように設計されていたんですね・・
こんな作業を通して学んだ事は結構記憶に残ります。
・・・と言おうと思ったんですが、2年やらなかった私は忘れてました(汗)
さて・・・
気持ちよく作業をしてくれた4人は昼休みが終わって授業へ・・・
私はグランドに一人ぽっち・・・
まだ、2本の何も巻いてないバットと、野球やってたはずのミートが巻いた失敗グリップバットが3本ある・・・
「やっぱ巻きなおすか・・・でも、なんか俺一人で巻きなおすのもメンドクセ~ナ~(私は一人になると豹変する 笑)」
なんて思っていたら、キャッチボールしに来たトレーナーコース3年のキクりんと谷〇くんが現れた!
この二人も野球出身で将来は野球のトレーナーになりたいと考えている学生である!
まさに『飛んで火に入る夏の虫』 ・・・カモがネギ背負って来たようなもんである(笑)
「君たち、ちょっと来なさい」と呼び止め、
「野球のトレーナーになりたいならテーピングだけじゃなくてグリップテープも巻けるようにしとかなきゃイカン!」
と無茶苦茶言って、残った作業に、ミートの尻拭いもさせました!(笑)
この二人も気持ち良く作業をしてくれて話も弾み楽しい時間となりました!