kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

弟子の応援でワクワクする!

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1月30日午前・・・私は、ミート、H下と共に和歌山競輪にいた。


この日、午後から星林高校の指導。和歌山競輪場は、ちょうどその通り道にある。『セイリンの前にケイリンじゃ~』・・・などというレベルのジョークにも笑ってくれるように組員は調教してある(笑)


『そんなにギャンブル中毒なんかいな?大丈夫か組長は?』という心配をかけるといけないので言っておくと、この日の競輪観戦は、私にとって特別なものなのであった。


 それは、神奈川に居た時に、弟のごとく可愛がっていた競輪の渡辺馨選手のレースを初めて生で観戦したからであった。(写真、紫9番車)


彼との出会いは、13年前のことである。私は当時、秦野シニアという中学生の硬式クラブチームのコーチをしていた。彼はそのチームの中でも高い向上心を持つストイックな選手であった。


そのストイックな姿勢と醸し出す『大物になるのでは?』という雰囲気に惚れ込んだ私は、寝ても覚めても彼の事を考え続け、動作解析でフォームの分析をしたり、東海大でトレーニングを積ませるなどおおよそ中学生ではあり得ない入れ込みようであった。彼といる時間が一番楽しかった20代であった。 


そんな彼は東海大相模で四番を打つなど活躍したのだが、不運なケガ(膝の靭帯断裂)の為に野球選手を断念、競輪選手を目指すことになった。


こっちの方は、試験で苦戦し、確か4回目でようやく合格した。


選手になれる保証のない練習の毎日を本当によく頑張ったと思う。


いきつけのラーメン屋「よってこ屋」で、時に励まし、時にけなしていたあの頃を思い出す(笑)


 この日のレースは、私が「おい!カオル頑張れよ~!落ち着いていけよ~」などと声をかけたものだから、全く落ち着きの無い、いつもと違うレースをしてしまい残念な結果であった。


いい所を見せようとしすぎて逆に半端になってしまったかもしれない(汗)


当然、私の車券も飛んだ(笑)


でも、彼の最後まで諦めない走りは私には十分であった。


あの浪人時代の事を思えばこうしてプロとなった彼を応援できること・・・これは贅沢だ!


彼の姿はホントにカッコよかった!


これは浪人してでも試験受ける価値あるよな~なんて事を考えてしまう。


 現在、彼はA級3班、ランクとしては一番下に位置している。


 競輪選手としての差はどこからくるのか・・・


どの筋力がとか、どの技術が・・・という問題は絶対的なものではないと私は考えている。


そういった、分析可能なものに関してはどの選手だって取り組んでいる。


 じゃあ何が差になるかといえば、自信があるか?だと思う。


それは、何も空威張りしろというわけではない。


 まず、『最短距離の合理的な方法なんて実は誰も分かってない』、という事を理解すること


 その上で『やった事の結果は必ず出る』と信じることではないかと思う。


何でもやればやったなりに結果は出るのだ!


 多少、無駄をやったって、むしろそれは後で『厚み』となって大きな武器になる。


だから、練習にしろレースにしろ、やるとなったら思い切ってやることが大切だと思う。


『叩く時は、思いきって叩く!』(あっ!競輪の戦法の話です。今日のレースの文句 笑)


 渡辺馨選手! 


君は相当にカッコいい! 自信を持ってよ! 


そっちでは、勝ったの負けたのあるかもしれませんが、こっちから見たら憧れのプロスポーツ選手ですよ!


スタンドに居る観客はナンノカンノ言ってもカッコいいな~と思って見てます!


 半端やったら勿体ないよ!


 ドーンと構えて堂々とやって下さいよ!


 ちなみに、君で外した腹いせはその後の星林の指導で、部員をしごいて発散したから(笑)


 またこっち(岸和田・和歌山・奈良・京都)に来た時は応援にいくから頼むよ!


楽しい一日でした!(星林の選手にとっては地獄でしたが 笑)