5月22日
毎度のことながら、極真のN谷さんを始めとする師範の皆さんには大変にご配慮いただき、学生に貴重な体験の場を与えていただいている。
今回は、柔整学科からの参加者は3年生が7名、2年生が10名であった。
つまり4年生は参加させなかった。理由は、「国家試験に向けて集中してください」というのが私の大義名分でもあるが、前回までの様子で、もはや数回参加した4年生にとっては参加する意味が無いと私が判断したからである。
私の主義からすれば、自分が業務がこなせるようになったならば、今度は下級生も含めてチームとして機能するように知恵を絞ってくれることでより発展的な企画になるのが理想なのであった。
下の面倒を見るとこまでやってワンセットだろと。
しかし、マンネリして業務をする学生の姿から、そういった期待が持てないので、この企画のマネジメント担当として決断させてもらった。
これ別に授業じゃないですしね。
実際に聞こえてくる話でも、この企画について下級生に
「あ~大したことやんないから大丈夫だよ、なんとかなるから」などとぬかしている学生もいたそうで「やっぱりな」ってなもんである(泣)
「大したこと」な部分はやってる奴がやってることに気付かないんだよな~(泣)
発見したり学ぶのは君の作業なんですよ・・・
これは仕事では強烈な差だぞ・・・・
てなわけで、4年生の良き見本として私が信頼している学生である、スポーツトレーナーコースの川崎くん(次の現場に向かったために写真には載ってない)とY瀬さん(上段左3人目)に参加してもらった。私のねらいは柔整科の学生に、この二人の現場での立ち振る舞いを是非見習って欲しいと思っていた。
やはり、本学のトレーナーコースの学生は現場実習などのトレーナー独自のカリキュラムによって柔整科にはない鍛えられ方をしている。
何より、この二人のトレーナーの修行中としての学ぼうとする取り組み姿勢も見て欲しかった。
川崎くんやY瀬さんには私の方からも、「どんどん教えてやってくれ」と頼んだが、二人とも気持ちよく「僕らの知ってることでよければ喜んで!」ということで下級生に声をかけてくれた。
そしてそれと同時に『こんな現場を体験させて頂き、ありがとうございます』と言ってくれる。
なぜ、こういう気持ちになれるかと言えば、
外される恐怖も知っているからである。
やっぱり、学ぶ姿勢があってこその吸収である。
この二人の参加のおかげもあって今回もうまく行きました。
この企画の場合、「上手くいった」が何を指すのかというのは普通の視点と違うと考えている。
通常は「怪我人が居なかった」や「トラブルが無かった」ことを指すのだが、救護サポートということで「怪我人やトラブルにどう対処するか?」という『対応力』の実習なので、何が起きても(起きなくても)何とかする!(しようとする)事自体が全て経験である。
(今回は結構激しい怪我人が出ましたし 汗)
そんな中での上下のコミュニケーションは、好きの嫌いの言ってられない分、逆に純粋な関係ができてきたと思います。
新しい形ができつつあります。
2年生も、見た目は軽くても、しっかりしてるメンバーも多くいることが分かりました。
Y瀬さんは「ホントはちゃんとしてるんだから、わざわざ見た目で損することないのに~」と言ってくれてました。ありがとう!
井〇先生に教わる姿勢もできつつあります。(いつもありがとうございます)
N谷さん、松本さんをはじめとする極真の皆さん今回もありがとうございました。