黙々とメモを取るA投手と学生、プラス捕手になりたての中学生一人。
自分の温めてきた持論を、誰かの眼を気にする事なく展開する私。
ようやくこの空間が作れた・・・
私は甲子園そっちのけで 関西医療大学トレーニングルームで、投手セミナーをしていた・・・(参加者 5名 笑)
なかなか贅沢な時間でした。(野球話が好きな人にとっては 笑)
ミート曰く、こういう時の私は「スイッチが入って近寄れない」らしい・・・(笑)
確かに、周囲は見えていません(笑) 多分なんかでてます・・・
A投手は、前日に大阪に乗り込み、朝から大学へ訪れる気合の入れようである。
写真は、実技指導の後にもう一度内容の整理を行っているところである。
これはA投手からのリクエストで行われた講義であった。
必死でメモを取って聞いてくれる。
そんな意気込みで話を聞いてくれるなら、こんなありがたいことはない。
『なぜそのフォームなのか?』そんなことを説明させてもらう。
私としては理想的な指導となった。
というのは、これまでの選手指導だと、どうしても「さっさと結論を」みたいになってしまい浅い指導しかできなかった。
それだと結局、本筋のところが伝わらずに終わってしまう。
まぁ、そういうのもひっくるめて上手い指導なのだと思うが、私にはその技が無かった(泣)
今回、ホワイトボードを使いながら、ケーシー高峰のスタイルを意識した私の説明は、我ながら発見が沢山あった(笑)
『今頃気付いたのかよ』と言われてしまいそうだが、
フォームや指導の意味を図や言葉を書きながら説明していると、指導のつながりが自分でも明確になったり、新たなつながりがドンドン湧き出てくる。
また、選手にとっても聞き取りにくい表現や、二つ以上の意味がある言葉でも漢字で書く事により余計なストレスが無くなる効果もあるように思う。
書いてる私もノッてくる。ケーシー高峰が好きでイメージしてるせいもあるが(笑)
19歳の高卒選手がこうやって、神奈川から大阪の大学まで勉強に来るというのは非常に価値のあることだと思う。(かなり珍しいが生き残っている選手の共通点でもある)
幸い、私の指導はうまくハマってくれたようで、今後に期待が持てそうである。
その後、ホル師にケアもしてもらった。
球団でやってもらっている事と同じレベルの対応ができた。
これも凄いことだと思う。
今回、私の授業を熱心にいつも聞いてくれるM君とN君(ともにHPS1年)に手伝ってもらったがホントにありがたかった。
ほぼ同じ年齢の選手の取り組み姿勢に刺激を受けてくれた様子であった。
二人とも高校時代は捕手出身であるという・・・どおりで気が合う(笑)
貴重な戦力が増えた。
これで私がこのオフに怪我する心配が無くなった(笑)
こういう事やれる環境に感謝です。