日頃、文学とは無縁の私ですが、野球モノとギャンブルものなら読めます・・・(笑)
6月くらいのTV番組でこの作家のキャラクターを知り、すっかりファンになってしまいました。http://www.mbs.jp/jounetsu/2011/06_05.shtml
ちなみに組員にはこの番組を何度も見せて洗脳しております(笑)
この作家さんは競輪にかなり精通しており、そこが私が最初に惹かれた理由です!(笑)
この作家の人生相談コーナーでのギャンブルについて「どうしたら勝負強くなれますか?」の回答
「一番大切なのは勝ちパターンの確立。何十点買ってもかまわないが、狙い目が外れたときにセーフの馬券を押さえる発想はダメ。ギャンブルというのは血を出すことで骨を拾うことだから、安全パイをいっさい捨てろ。勝負強さを作るのは肉を切らせた回数と、その時、平然としていられる精神だわな」
・・・痛快すぎる!(笑)
というわけで、そこまで腹を括れていないということを悟った私はギャンブル停止中(笑)
最近、出版された流儀の本(右端)は非常に揺さぶられる本で、組員には夏休みの宿題としております(笑)
読書感想文なんていりません。読んだかは、会話で分かります(笑)
ギャンブル哲学として読み始めたこの作家さんの作品ですが、野球をめぐる作品には私自身の体験も重なり、なんだかほっこりする気持ちになりました。
今では小説の方の大ファンです!
小説の中で、登場人物の女性が、こんなことを言います。
「私はキャッチボールが好きなんだ。だって暴投をした人がボールを拾いにいかないで受ける人が走っていくでしょう。悪い、悪いなんて声を聞きながら、いいよ、なんて声を返してさ。面白いよね。あの感じ。」(ぼくのボールが君に届けば「キャッチボールをしようか」)
この感じ、野球してた人なら「あ~」となるんじゃないでしょうか。私も大好きな雰囲気です。
「受け月」の中の「夕空晴れて」にこんなセリフがあります。
「野球ってスポーツはいいだろう。俺は野球というゲームを考え出したのは人間じゃなくて、人間の中にいる神様のような気がするんだ。いろんな野球があるものな。おまえにもそのことをわかって欲しいんだ。自分だけのために野球をするなよ」 この台詞は何度も読み返しました。
「そうですよね!!」って嬉しくなりました。
私は、野球そのものも勿論大好きなのですが、野球が大好きだからこそ起こる人間関係というか物語が大好きです。
野球への思いを湧きあがらせてくれた読書になりました。
高校時代に読んでいた雑誌を読んでたら、今、和歌山でお世話になってる監督さんの記事も見つけました!
当時、参考にするためにアンダーラインも引いてありました。
「和歌山にはこんな監督さんもいるのか~!」
と思って読んだのが17年前・・・
野球って面白い!