つづきです(前からお読みください)
さ~て、助かったのは2番目以降の我々です!
「アブネ~助かった~そうか、最初は『お願いします』なんだな!」
と学習した2番目のBくん、
今度はデカイ声で『お願いします!』と挨拶をし、スイングを披露しました!
すると監督は、「もうちょいワキを締めて・・・」などなどのスイングに関する指摘をしてくれた。
そして、無事に指導を終え、Bがホッとした安堵の表情で列に戻ろうとした瞬間、監督からまたまた衝撃の発言が!
「オイ!お前な~!人に教えてもらっておいて『ありがとうございました』も言えないのか!お前みたいな奴もいらん!消えろ!」
Bくんも撃沈しました・・・
「うわ~!アブね~助かった~!そこもか~」
こうなると、野球をアピールするとか言う前にイカに無事に終えるか・・・
という雰囲気になってきます(笑)
「最初は『お願いします』で最後は『ありがとうございます』だな、ミスなくやらねば・・・」
私は4番目です。
いいスイングの前にそっちの復習です(笑)
さて、3番目のCくん、彼も学習を生かし「最初の『お願いします』最後は『ありがとうございます』」を無難にこなし列に戻ろうとした・・・
4番目の私は「ふぅ~、それでいいんだよな・・・次は私か・・・」
と私も最初と最後を頭の中で反芻し監督の前に向かおうとした次の瞬間・・・
監督が「お前な~」と始まった。
「エエッ!まだあんの~なによ」とコンマ何秒かの中で私は驚いた!
監督:「お前は自分が振った場所の足場もならさずに帰るのか?お前みたいな奴もいらん!消えろ!」
Cくんもゴール寸前で撃沈でした(笑)
私、本番直前に課題がつけ加わりました
急きょ、「最後は足場をナラス」という重大な所作が加わった私・・・
「お願いします」と言い、スイングをする・・・
恐る恐る監督の顔を見ると・・・
「お前、ナカナカいいスイングしてるな、どこの少年野球だ?」などとこれまでの3人にはないリアクションが!
「ハイ!つつじのシャークスです!」などと興奮して答える私・・・
そして「そうか!ポジションはどこだ?」と尋ねられたので、
これはチャンスと思った私は間髪いれずに「ピッチャーです!」と張り切って答えた!
するとこれまた監督も間髪いれずに「キャッチャーやれ!」と言ってきた!
「あっ、ハイ!」
これで私の人生はキャッチャーで決まりました。(笑)
今思えば、「じゃあなんで聞いたんだ?何だったんだあの質問は?」などと考えてしまいそうですが、なんせ状況が状況ですから「ハイ!」と答えて終わりでした。
こんな感じでポジションを決めた私は、今思えばその後の人生も暗示してたような気がします(笑) でも悪くなってないですけどね(笑)
ポジションを決めるのって、今の野球では高校なんかでも本人の意思を尊重しますけど、それってどの程度適正なんですかね?
「自分がやりたいとこやらせとけば文句はないだろ~」って指導者の気持ちも分かります。
親の視線も気になりますしね(笑)
さて、Yくん・・・本人の希望とは関係なくキャッチャーを薦められたとは・・・
私と被ってなんだか嬉しい(笑) キャッチャーを決めるって結構な意味があります。
てなわけで、キャッチャーのこともまた考察してみたいと思います。
今回は、私のポジションが決まった時の話を思い出したら、指導を受ける礼儀の話になってしまいましたが、これってなんだか学習の本質だと思いました。
ただ、これを読んだ学生さんが、「なんだ1番は損じゃないのか?」なんてことは思って欲しくないです。
1番の意欲を買われることだって多いですからね(笑)