今月から、本学の付属接骨院での運動指導が開始された。
「接骨院でプロの運動指導士による運動指導が受けられます」
と銘打った広告により集まった患者さん?(・・・でいいのか?)
を相手に運動指導する。
ねらいは、生活習慣病の予防であったり、腰痛予防などである。
プロの運動指導士・・・って私なの?(汗)
ってな調子で始まったこの企画。
今日の相手は70歳くらいのYさん。
さて・・・ 何を目的に運動したらよいやら・・・
「ええい!でたとこ勝負じゃ!」 と思ってやってみた。
ゴルフが好きということで、それを軸にトレーニングを展開することにした。
これが結構、というかかなりハマった!
基本的にはスクワットの指導である。
やってみて分かったのだが(といっても2例だが)
スクワットの指導のバリエーションを持っていることは、一般の人に指導する時にかなり有効であることが分かった。
さぁ、これを読んでる学生くん!
スクワット一個で何分会話が持つかな?
スクワットにどれだけの意味を上乗せできるか?
ウォーミングアップとして、アウフバウトレーニングという股関節周囲のインナーマッスルのトレーニングをした後に、スクワットをすると「はまりが良くなる」ことを実感してもらう。
そして、ワイドスクワットにスプリットスクワット、ヒップローテーションなどを結構やった。
大体、100回以上はやった(笑)
その間のトークは、接骨院のS木先生も「すごい引き出しですね~」と喜んでくれた。
スクワットのバリエーションを考える時にゴルフの向上をテーマにすると実にやりやすい(笑)
「ハイ、右足上がりで~」
「ハイ、上り坂イメージで~」
「ハイ、下り坂イメージで~」
「ハイ足元バンカーで~」ってな調子で、バランスアイテムを駆使しながら、
想像力を掻き立てる指導と言えばカッコいいが、
「単なるネタ増やしだなこりゃ」と自分で言ってておかしくなってしまう(笑)
しかし、やってるYさんは真剣そのもので取り組んでいる。
実はこのYさん、今日で指導3回目である。
この日、私の顔を見るなり、
「いや~先週の指導の翌日にラウンドしたら飛距離が若い頃に戻ってビックリしたよ!たった2回の指導なのに効果あんだね~驚いた!」
と喜んでくれた。
ホントに喜んでくれているのは、十分に伝わってきた。
この日の私の指導に対する取り組む目が変わっている(笑)
『70歳でドライバーの飛距離が伸びた!』と喜んでもらえた喜び!
これは私の中で、スポーツ選手の指導とはまた違う新たな快感となった。
接骨院のS木先生にも「勉強になります~」などと誉められてまたやる気が出た!
この先生の褒め殺しも秀逸だ!(笑)
こういう指導ってやってて自信のあるような顔はしてるが、不安はやっぱりあるからコマ目に誉めてもらえると持続できる(笑)
アシカショーのアシカにエサやるのと同じようなもんである(笑)
ところが、私の飼育員であるミートは岡山に帰省中・・・無念
学生さん・・・健康運動実践指導者で学んだレジスタンストレーニングはかなり使えるぞ!
相手が高齢者だから、『軽めに安全で』ばっかり言っていたら、やってる方も指導する方も元気がでない。
といって、やたら滅多にキツクすればいいわけではないのは当然だ!
そこで身体の専門家の医療人の君たちがやる運動指導は価値があるぞ!
とはいえ、こんなの成り立つのかどうか・・・?
ちょっと試しにやってみますからね、乞うご期待!