kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

君のことじゃない

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最近、学生さんとよく話をする。


 今回は、そんな中で学生さんへ向けてのアドバイスです。


正しいとは思ってません。


私も悩んだ時期があって30すぎてようやく処理できたことです。


読む人によっては頭に来るかもしれないけどそれより学生さんの事態の方が深刻だ・・・


 とりあえず、私の経験から・・・


 私は中学生のころ、監督と二人になるとよくこう愚痴を言われた・・・


 「最近の中学生は野球小僧がいなくて面白くね~な~昔はよかった」


 こんな愚痴を言われた私は「あ~申し訳ないな・・・」と悲しくなり


「すいません」と謝るのであった。


また別の場面では


「最近の学生は礼儀がなってね~な」とか、


「最近の若者はちょっと注意するとすぐ不貞腐れる」


などと言われる度に私が


「どうもすいません、最近の若いモノが・・・私が謝りますんでどうか気をとり直してください」


 なんてこと言いながら落ち込んでいくのである。


 どうすりゃいいんだ一体?


『 よくみんなこんな事言われているのに平然としていられるものだ?』


と不思議に思っていた。


30過ぎたある日、「最近のやつはさ~」なんて言う人と会話していて


「そんなもん、俺に言わないで本人に言ってくれや!」


などと心の中で叫んでいたらふと気がついた!


 「あっ!そうか、この手のセリフは本人には言わない(言えない)セリフなんだ、だから当の本人は聞いてないから平然としてるのか!」


 この気づきは私にとっては非常に大きく、飛び上がりたいほどの喜びだった。


 「そうか、俺が罪悪感を持つ必要はないんだ


 多くの人はそれの何が発見なわけ?


と笑うでしょうが、マジメにその罪悪感に悩んでいる学生さんはこの話を聞くと『ホントに救われました』と喜んでくれるんです。


中には涙流すのもいます。


 要するに言い易い奴だから言ってる。もっと言えば「出来てる奴だから言ってる」


 つまり


「最近の学生は人の話を聞かない」なんて愚痴は


「話を聞いてくれる学生」にしているのだ!


 


ギャグみたいな話だが、この事によるダメージは結構、深刻であると思っている。


 例えば、遅刻が多く学生が半分しかいない授業があったとする。


そこで教員が開始30分説教や愚痴を言ったとする。


 それを聞いているのは『遅刻してなくてそこに居る学生』なのだ・・・


 そしてその説教が終わったころに今日も遅刻してきた学生が


「そろそろ説教終わりました?」ってな調子で登場する。


 そんな事があっても暴動を起こさないようなのが本学の


『時間にちゃんと来る学生』なのである。


 


 「話を聞いていないような、いい加減な奴」に向かって言っている


「そんな調子じゃ社会に出てから通用せんぞ!世の中厳しいんだぞ!


などというセリフもやっぱり聞いていないのはいないわけで、


 


「君は大丈夫よ」という学生ほど、こういう説教も真摯に聞いて


『あ~私じゃダメかも』となる・・・・


 


 『人間性が大事!人の話を聞くのが大事!』


と言われ、それを実践しようと挑戦している学生ほど苦悩し、


 話を聞いていないようなのが、ノビノビと過ごし、


「世の中挑戦だ!突破力だ!俺のやり方だ!」


などと周囲の迷惑顧みず突き進み、成功したように言う(人もいる)


 その状況から


「大学でマジメだからって社会で通じるとは限らん!」とか


「マジメであんまり面白くない」などと吐き捨てられる始末・・・


 そしてやっぱり悩む・・・


 このブログを読んで感心してしまっているような、弱い心の学生さん・・・


 アンタは大丈夫!


「そのセリフは君に向かって言ってない!」


私も気を付けます!