最近、部屋にきた学生に見せているのが写真の番組の録画。
右の建築家さんのシリーズは現在放映中ですので学生さんは必見!
これを見た感想で一席もうけたいものです!(笑)
中央の司法試験のカリスマ予備校講師の伊藤さんのシリーズは抜群に面白かった。
すこし、内容にふれる。(良かったらテキスト買ってみてください。)
伊藤さん自身、司法試験に毎日4時間の睡眠という圧倒的な勉強量で勝負した東大3年の時に不合格を食らってしまいどん底だった経験を持っている。
その後、「もう自分はダメなのではないか?」と引きこもりになるほどであったが、フテ寝しながら、ふと部屋にあった『ソクラテスの弁明』を読んでいて吹っ切れたのだという。
その内容から、『未知なることを恐れることはない!』という解釈をし、そうラクになった瞬間に閃いたのが、
なんだ、問題には「自分が知っている問題」と「知らない問題」の2種類しかないんだ!ということだったそうです。
「はぁ?」と思われますよね。
伊藤さんはこの2種類しかないのだから恐れる必要はない!というのです。
「要は未知なる問題にどう対処するのかという方法論さえ確立しておけばいい」だけの話だ!というのです。
それは伊藤さんにとってすごい発見だったそうです。
つまり、知ってる問題を増やすことばかりに意識がいくと、それでもやっぱり新しい問題が出てくるので無限の心配が続く。
そうではなく、知らない方法に対する対処の仕方さえ身につけておけばどんな問題が出て来ても安心である。という
・・・でその方法とは
『盤石の基礎は、未知なる問題に対処する力となる』
司法試験の基本というのは、
『言葉の意味=概念の意味』を理解することなのだそうです。
これがしっかりしていないと意味がなくなってしまうのだそうです。
未知に対応するために基本を学ぶ・・・
これ、スポーツも同じですね!また基本の説明に厚みが出ました!
基本を大切にしておけば、知らない問題が出た時にも、その組み合わせで対応できるんですね!
それから『全体像を意識しながら勉強した方が圧倒的に理解しやすく応用が効く』ということで、全部の目次を縮小コピーして1枚にまとめて常に目に入るところに置きながら勉強する。
というやり方も非常に具体的でした。
いっぱいあるのですが最後にプレゼンの話を紹介します。
相手を説得できるプレゼンの一つのパターンとして「確かに」~「しかし」という手法を紹介してくれました。
相手を説得するためには、共有できる価値からスタートしないと絶対に説得できません。
例えば、
「確かに値段は他の商品に比べて高いと思います。しかし長持ちするので長期的に見たらメリットはあると思われます」
というような使い方です。
大切なのは相手の立場に共感し「その不安もわかります」と示すことなのだそうです。
これ・・・実は私、選手や学生とのやり取りでかなり使ってます。
例えば、ある選手がミスをして「お前のせいで負けた」と言われ「俺だけじゃないのに~」と不満を漏らしていたとします。
そんな選手に私のパターンです。
「まぁ、確かにお前のせいだと言われるのは辛いわな、でもよ、逆に試合に負けたのは全然お前のせいじゃないよ。って言われたらもっと辛くないか?お前のせいだ!なんて言われるのはむしろ選手としては喜びなんじゃないの?」
なんて調子です。
よく考えたらほとんどこのパターンです(笑)
字数が無くなりました。
つづきはまた
「ソクラテスの弁明」・・・・私も早速買って読んでみています。
非常によい睡眠導入剤になっています(汗)