「移動日練習なんで食事でもいきませんか?」と誘いを受けてM選手(左)と食事をした。
実は会うのは4年ぶり
そういや、前回に指導したときに手伝ってもらったN井くんはあの当時1年生で、そのN井くんはもう卒業して今ではバリバリの治療家として活躍している・・・
時の流れを感じる・・・(汗)
「学生もイィ~い?いずれ君の力になる人材だからさ」
と半ば強引にしかも4名も引き連れて行ってしまった。
というのも、彼らは私がたびたびM選手の話題をするが実物は会ったことがなく、
「ホントに付き合いあんのかな?」という疑惑もあったので、それを証明せねばいけなかったからだ(笑)
特にミートには会わせてやりたいと思っていたので実現してホッとしている。
これで、私はもうネタ切れです(笑)
それにしてもこの真剣な学生の眼差し・・・
さすが野球小僧たち(笑)
私の話もこれくらいの気合いで聞いてほしいがまぁいいや(笑)
M選手は、学生の質問にも丁寧に応えてくれた。
この選手のヒーローインタビューは見ている方がハラハラすることで有名なのだが、それよりは饒舌だった(笑)
ローテーションの登板日までの過ごし方など、学生にとっては興味深かったようだ。
実はM選手、前々回は完投勝利をしたかと思いきや、前回は3回で11失点と、とにかく結果が派手に上下するもんで少々悩みもあったようだが、
「相当にハイレベルのところでやってる話だから、そこはむしろ面白いところですよ!小さくまとまったらいかんよ!プロ野球なんだから!」
と私の強引なプロ野球論をぶつけ、無理やり納得させた(笑)
とはいえ、今、打たれるのはそれなりにセオリー通りなのである。
投手というのは完成する直前が最も打たれやすいのである。
だから、今の時期はなんとか無理やりでも励まして頑張らせる時期なのである!
以前、指導した時はいかに意識した動きで意図したところに投げるか?
というフォームづくりを指導したのだが、今度は逆に
「いかに素材を邪魔しない、自分の身体的素質に思いきって任せられるか?」
という挑戦なのではないか?という話をした。
現在の彼の投球はしっかりとしているので非常に見栄えの良い球を投げる。
だから打者はしっかりと心構えをして打ってくる。
それがちょうど噛み合ってしまい、突如打たれる事がある。
相手もさすがプロなのである。
145キロ出せばいいってもんじゃない!
スピードガンにはでない「伸び」が必要になる。
M選手は時折、打者が全く手が出ないようなストレートを投げる時がある。
素質がとんでもない!
「うまく投げよう」という意識がこの素質にブレーキをかける。
今度はそれをどうコントロールするか・・・
出来ない事をやろうとしているわけではない。
これが難しいという言い方もありますが、もっとも面白いところとも言えますよね。
こんなやり取りは本当に面白い。
こういうゾーンに付き合える組員になりつつあります。
とりあえず2戦目に登板です・・・
どうなることやら。
これまで私一人で毎週ハラハラしておりましたが、今後はこの4人もハラハラの痛み分けができる。
それがホントにありがたい(笑)