kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

やりだすとつい

久しぶりにピッチャーの指導をした。

なんかもう野球の指導というのもアホらしくなってきた部分もあり、
やってる選手以上にムキになるものではないと自分に言い聞かせ、
金魚と会話している日々・・・
イメージ 1
日本オランダのキンタロー(仮名)

・・・などと引きこもりを決め込んでいたら

大学の卒業生であるM山君から連絡があり(柔道整復師になったあと理学療法の学校に行ってる)
「以前に見てもらったY君という選手をまた見てほしい」と頼まれた。
(こういう場合の「みる」は見る?観る?診る?視る?看る?どれかしら 汗)

「Y君?あ~そういや、やったな~」と思いだした・・・

3年前に当時中学3年生で「高校で野球をしたい」という無名の選手をM山君(当時は学生)が連れてきたので指導したことを思い出した。
イメージ 3
(2011年2月の写真 右側の選手)

M山君が言うには、
「実は彼はあのあと大阪の公立高校S宮高校でエースになったんですよ」
という・・・

「え~すげえじゃん!」と驚いた。この学校はけっこう強い!ちょっと社会を揺るがす事件はあったものの公立でありながら大阪の強豪私学ともいい勝負をするくらいの学校である!

無名といいながらも指導した時の感触としては
「案外いいんじゃないのこれ?」と思ったので

「けっこういけんじゃないの?その気になって頑張ってみろよ」
などと励ました記憶が・・・

というワケで、大学でも野球をやることになってまた私に指導を受けたいと言っているというから指導することになった。

イメージ 2
久しぶりの再会。変わらない愛嬌の良さがあったが投げる球は随分と威力を増していた。

イメージ 4
大学野球で求められるのは実戦力であると私は思っている。
球が速いだけではダメである。
大学生ともなれば対策を立ててくるので、それを見抜いて対応できる投げ方ができなければならない。

ピッチングフォームにはそのピッチャーのピッチングへの考え方が表れていると私は考えている。
だからフォームを見ると
「何を重視して何で勝負しているか」
というその人の考え方が見れて楽しい。
「こりゃなんにも定まってないな」というのもわかる)

だから正しいフォームとかではなく正しい(ホントはこの言葉は使いたくない)考え方が重要なのである。

初心者の話ではなく、熟練者がフォームを崩すのは考え方がグラついた時である。

いい例は、アマチュアの時に抜群のピッチングを見せていた投手がプロに行って、アマチュアの時よりも悪くなってしまうのは、見た目にはフォームの崩れだが、考え方がブレたからである。

定番の「肩の開き」なんてのもその投手が「もっと速い球を投げたい」などと考え、そのスピードをどこのエンジン(どの部分)で出すか?を間違えたときに起こる現象だと思ってます。



じゃあそれはどこから来てるかと言えば、例えば周囲からのプレッシャーだったりするわけで、もしそうならばそこの解釈から始めないと多分解決しないのだろうな~なんて思います。(プレッシャーがかかる立場は幸せだぞ~なんてなことです)

そうなるとけっこう性格みたいなものも関係してきますね(笑)

セコイやつ、すぐ人のせいにするような奴、ウジウジいじけるヤツはすぐにフォーム崩すかも・・・
なんてのもあるような、ないような・・・(データはありません 笑)

あとは
取り組んでみたことの結果の判定をする基準が間違っているパターンも多い、
これはコーチが圧倒的に悪い!

「フォームの安定をテーマに・・・」などといいながら「打たれちゃイカン」などと言うから、迷う。

おっと・・・もうこういうのはフォームを熱心に勉強されてるトレーナーさんの
営業妨害になりますので控えます(笑)

まぁ、最近はそうやって右往左往するのが野球をする意味なんだからあまり手を出してはいけないと自分を戒めています。

私が熱を入れてる和歌山S高校なんて私が指導してもO山監督のピッチングが良くなるばっかりで肝心の選手がそれほど悩まないもんだからこの無力感たるや・・・

あ・・・また話がそれた・・・

最近、学生に対しても「いいね~」とホメてなんとかやる気を出してもらおうとしたり、バァさんたちに運動させたりしてる時も「いいですな~」などとばかり言っているもんで
誰が来ても「これはいい」と見えてしまい「見る目」がバカになっているフシがあります(笑)

イメージ 5
(右は卒業生のM山さん)
自分の目がアテにならないのでカメラの力を借りることにする(笑)

指導を終えて、「ほんでどこの大学にいくの?これから受験か~」
などと聞いていたら「もう終わりました関西大学です」

「え~、神宮に出てるような大学じゃないの、そこに推薦か!すげえな~」などと驚く。

なんか、こういうのって積み立てていたのを忘れていた貯金が満期になっていきなり下りてきたような感覚がありますね(笑)
もう野球指導をやめようと思っていたところに下りてきました・・・

なんか嬉しくなって、卒業生の某高校野球部でトレーナーをしているD君に
「おい関西大学っていったらすげえよな~」とはしゃいで聞いたら、
「いや~大学野球は関東が盛んなので関西に残っているということは・・・」
などとツマラン答えが返ってきた・・・

ほ~キサマそんだけのこと言える選手育ててるわけね・・・よ~しアタマに来た!
これからはお前の育てている選手と勝負じゃ!」
とあえてこれを起爆剤にすることにする。

まぁ、D君がそんなつもりはなくて知識として言ってくれているのは分かっているのですが、燃える理由がないのであえて敵とみなすことにする(笑)


「いや~私はもともとノンビリしているもんで何かに怒りを見出ださないとダメなんですよ~」と笑っていたのを参考にすることにする。