「それ一体なんの意味があるんですか?」若手が上司を怒らせる定番のセリフ・・・(笑)
「組長のところにいると何の意味があるんですか?」という疑問に対しては
「そのセリフを言わなくなるという意味があります」ナンテ(笑)
それにしても人は「意味」って気にしますよね。
もちろん私もそうです。
「このブログ書いてて意味あんのか?」なんて葛藤はしょっちゅうです。
コメントいただけると「書いてた意味があったな~!」なんて喜んだり・・・
・・・とこういう時の意味って何を指してるかって
「ウケたのかどうか?」ってことだったり「誰かの役に立った」とかを指してますね。
現在はオープンキャンパスの時期です。
参加者の皆さんも「この大学にきたらどんな意味がありますか?」ってな疑問を当然持ってくる。
こんな時の指してる意味って「将来食えるのか?」ってことだったりしますね。
話を野球に持ってきますと、高校3年の夏の大会というのが一つの野球人生のピークということで、そこまでは髪の毛伸ばしたいのに丸坊主になり、どんなに監督や先輩にボロカスにされようとも必死に耐え、苦しい練習もコツコツ続け毎日ランニングを欠かさない!
なんてこともやっていましたが、じゃあ負けて引退となってもまだそんな生活を続けたとしたら周囲の反応は・・・?
「それやって何の意味あんの?」 ってな事を絶対に言われます(笑)
これって何かといえば「甲子園」もっと露骨に言えば「朝日新聞野球大会」のために身体を鍛えるのは意味わかるけど、もうそれに出ないのになんでまだそんな生活してんの?
ってことですよね。
「これは果たして『自分』が野球をしていると言えるのか?」
よくある言い回しで
「プロは負けても明日があるけど、高校野球は負けたら終わりで真剣だから好き」というのがあって私は大嫌いです。
「選手が消費されてる・・・」というイヤ~な感じがする。
大体、選手のほうだってそれに慣れ過ぎちゃってるもんだから大会が終わったあとの緩みっぷりったらそれはもう~酷いもんで、そっちのドキュメンタリー番組を作ってもらいたいくらいだと思っている。
それまで野球する意味なんて考えてないから、大会が無くなったらもうどうしていいやら分からない。
「なんだこの中途半端な状況は?」という得体のしれない状況になる。
なんの事はない、すべては「大会があるから」の規律である。
そうで無ければ「あとは意味無い」なのだ。
かつて指導したとある選手が夏の大会初戦でコールド負けしたあとに新チームの練習にフルに参加するように指示したのは単に身体を鍛える意味では無く、「自分が野球をしている」という極めて当たり前な実感を持たせるためである。
さて学生さんが授業で「それ意味あんですか?」と言った時には「テストに出るの?(単位になんの?)」ってなもんでしょうね。
それは教員の方が「テストが大事だ~」と言ってるんだからその気持ちも当然ですね。
書きながら色々考えますと「意味」って言葉使うの好きですよね~
相手をバカにする時には「そんなの意味ないじゃん」と言って嘲笑するのが定番ですよね。
「先生の言ってる事の意味がわかりません!」と言うようなキレるセリフの定番もありますね・・・
なんで意味が分からないがそっちが威張る根拠になるのか?
冷静に考えたら変な気がしますが・・・
「生きてる意味がない・・・」なんて言う時の意味は何を指してるんでしょうか・・・
トレーニングの原則にも「意識性の原則」なんてのがあって要するに
「意味を分かってやれよ、じゃないと意味無いよ」ってことです。
自分が意味無いと思っていることをずっとやらされると精神状態がおかしくなるそうですね。
それから自分が意味が分からないものに嬉々として燃えている姿をみると違和感というか恐れを感じる心理もあるのかもしれません。
私の身近な例でいきますと「だんじり」です(笑)
人は簡単に説明がつくものだけで成り立ってないですね!
「 悩む」と「考える」がごっちゃになってるニシくん(写真)とおしゃべりして盛り上がったので書きました(笑)
この風船だって意味あんのか?(笑)