9月30日
この企画も4年が過ぎようとしている。
初期に参加した学生は晴れて柔道整復師として社会で頑張っている。
極真の師範の皆さんに温かく迎えていただいているおかげで、本学の少々腰が引け気味な学生でも現場への貴重な一歩を踏み出すことができている。
今回は、1~4年まで13名の学生で活動させていただいた。
1年生なんて戦力になるのか?という考えもあるが、やれることはいくらでもあるし、「門前の小僧」の例えのように見たり聞いたりしているうちにそれっぽくなるような気もする。ヤル気があるうちにという理由もある。
何より上級生の刺激になることは間違いない。
「先輩ぶる」ことだって大事な向上心につながる。
今回は、いつもよりも予定が速く消化されたために、終了後にH島先生がこの日にあった症例をもとに学生たちに講習会をしてくれた。(写真)
普段、大学で学んでいる専門知識を現場で解説しながらの講習は非常に熱を帯びる。
普段はもの静かな学生たちも目の色が変わる。
「組長には分からない専門的な話をしているので相手にできません」
という誇らしげな態度がナカナカいい(笑)
1年生にしてみれば、先輩たちが熱心に聞き入っている説明の内容は分からないものも多かったかもしれない。
それを分かったような顔をしてさらに会話している先輩を見て驚いたかもしれない・・・
(中にはハッタリもあるかもしれないが 笑)
「あの会話の一員になりたい」というのは今後、勉強していく上での具体的なモチベーションになる。
今回は、参加選手の人数がいつもより少なかったと言われていたが、回し蹴りが顔面に入って出血や、脱臼などの激しいのから、空手ではなく仕事で痛めた相談など、選手から保護者の皆さんまで多くの方に頼っていただき学生スタッフもヤル気倍増で本当にありがたかった。
各学年ごとの自覚が徐々に芽生え、良い上下関係ができつつあるように思います。
先輩としてのツッパリを大事にして後輩にいいカッコして欲しいと思います。
それにしてもこのメンバーの個性のバラエティーなことといったらないです。
秀才タイプからヤンチャタイプまで、運動神経いいのからそうでないのまで、やってた種目もバラバラ、年齢、出身もバラバラ・・・
こんなメンバーが医療スタッフとしてのチームを組み連帯感が出る・・・
そう考えるとナカナカ無い雰囲気なんだな~とふと思いました。
極真の師範の皆さん本当にいつもありがとうございます。