kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

どこ意識する

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東京から村中投手(ヤクルト)がきた。


先日行われたWBC親善試合のキューバ戦では、結果的にはそこそこに抑えたことにはなったが、本人としては不安が残っていた。


 球速がもうちょっと・・・という本人に


「今度会ったら仕込むから、絶対に腕に力入れてスピード出そうとすんなよ!」 ということだけ伝えてあった。


「ほんじゃあいきます」 ということで、諸行事を終えてやってきた。


 彼に仕込んだのは、ちょいと前でネタにしましたが、「腕を振るとはどういうことか?」ということです。


それから肘を上げるとはどういうことか?


というより自分の筋力で挙げたらどういうことになるのか?


筋力で挙げた腕は振れるのか?


 ・・・てなことから、肩の筋肉状態のためのみにその他のパーツの理屈がある。


というテーマで指導を行った。


今回は、前作の恩師に説明するつもりで書いていますのでつまらなかったらごめんなさい(汗)


書き始めると収集つかなくなるが、恐れずにダラダラと書くことにする。


 投手のフォームの中に必ず出てくるセリフに「タメを作れ」というのがあります。


 足を挙げて降りて行くときに「く」の字になるやつです。


これなんのタメ?(為とかけてます、恩師に書くと言ってタメ口でいいのか?というツッコミは無しで 汗)


これを私は「腕を挙げるタメ」と解釈してます。


前に突っ込まないためではありません。


ところが、多くの投手が考えずに形だけをやりゃあいいんだろとばかりに「く」の字をします。


実際に、その形の表現を「ヒップファースト」と言ったり「椅子に腰かけるように」などと言ったりします。


さて写真、指導後の連続写真の一コマです。


「おい!見事にヒップファーストじゃないの?」


 という声が・・・


そうです、見事にヒップファーストになりました(笑)


 バランスいいでしょ?


私なんてこの写真でご飯食べれます(笑)


 ・・・と私が言いたいのは、この形に持っていくために多くの指導者があれやこれやと試行錯誤しています。


 今回、彼に指導したのは冒頭で書いたとおり肩の中の状態への意識です。


いかに肩の筋肉を使わずにトップの位置に持っていくか・・・


そのための「く」の字であるということです。


 「く」の字であることが大事なのではなく、肩に力が入らないことが大事なんです。


 ・・・で、腕を脱力して回せる形はどんなか?


ということを感じながらやっているうちに結果としてこんな「く」の字になりました。


 彼の目線はキャッチャーにありますが、意識は左肩の中身にあります。


股関節でもありません。


 なんでこんなこと書いているかというと、形だけを追いかけていてはどうにも説明のつかないパフォーマンスの差を感じるからです。


 皆さんはありませんでしょうか?


「どう見たって俺の方がきれいな形だと思うんだけどあっちのほうが球が速いんだよな~」なんてこと・・・


 事実、私も形を追いかけておりました。


いい選手の映像を撮って、真似したりさせたり・・・


 結論としては、筋肉の状態を無視して形を整えても動けません。


例えば、ちょっと前に「猫背」のネタを出しましたが、あれもつながります。


 よい姿勢を「各パーツの置く位置」で作れば筋肉はリラックスして腕も自在に動きます。


しかし、「気をつけ~!」と筋肉で固めてできた、よい姿勢だったら腕は動くでしょうか?


 そんな感じです。


 う~ん・・よくわからないですよね(汗)


 


最近、坐禅の本から猛烈なヒントを受けております。


業務上の流れでやったウォーキングのことも完全につながっています。


 「全然違う投げ方をしている感じです」とは彼の言葉です。


映像的にもそんなに変わりません。


しかし生で見てたら躍動感が全然違います。


 ・・・続編いります?