今年、なんとか映像を録っておこうと思っていたシーンを録画することができた(笑)
そう、「俺にはプロ野球チームのトレーナーに友達がいるんだぞ~」と学生に自慢するための映像である(笑)
「ケッ、他人の名前で学生の気を惹こうとは組長も堕ちたもんだぜ!」
と言われるお方もあろうかと思いますが、私だって自分だけの力で学生の気を惹きつけることができれば苦労はしない。今の私は学生の気を惹くためにはカッコをつけている場合ではないのだ(汗)
プロ野球のトレーナーを目指す学生のきっかけになるシーンと言えばナント言っても
『デッドボールの時に駆け寄ってコールドスプレーをかけているシーン』であろう!
これぞ憧れのプロ野球選手に選手やコーチや審判でもないのに唯一近寄れる存在!
まぁ近よれりゃイイというだけならボールボーイのバイトするという手もありますが
しかも、やっている事はコールドスプレーかけて話を聞いて、時には一緒にベンチに帰るだけ・・?
こんなシーンを観たプロ野球大好き少年はこう思う・・・
「あれくらいなら俺でもできるんじゃないか・・・・」
そう、これがプロ野球トレーナーへの道という泥沼への第一歩である(笑)
当たり前だが、あれが仕事の全てではない(笑)
とはいえ、一般人が目にする場面はあれしかなく、トレーナーといえばコールドスプレーと思っている。
彼(写真右)の名はホンダトレーナー、ネットリテラシーとトレーナーリテラシーにとてもうるさく、いつも私に散々喋らせておいて自分はクールにふるまうという典型的な横浜市型の人で、私はいつもクヤシイ思いをさせられている。服装にしても古着を上手く着こなす山下公園的なハイセンスな振る舞いが尚悔しい・・・
個人的な恨みが出てしまいましたスイマセン(汗)
そんなホンダ氏から電話がきた。
野球ハンドブックが届いたとのことで形式的なお礼電話であった
さらには「Gにも送れ!」と恐ろしい注文をしてきた。
「この前のデッドボールの時、コールドスプレー使わなかったね?忘れたのか?」 と聞いたら、最近は、嫌がる選手が多いそうだ。
最近はメジャーの影響からだそうだが我慢する選手が多いそうだ。 選手もあんまり痛いところを見せて外されてもいけないという気持ちが強いのだろう。
この辺は難しいところだろうな~という想像はつく、トレーナーの方は、怪我は怪我として処置せねばいかんという仕事だし、選手の方も怪我してないと言ってくれ!という気持ちである。
こういう狭間での仕事であることを考えると大事なことは数々の「けじめ」をしっかり持たねばならぬということであろう。
少年時代の私のトレーナーに対する想像は単純に「選手と仲良くなれて、サインもらい放題!いいな~!」なんて程度の認識であった。
しかし、よく考えたら当然だが管轄するチームの選手は仲間ではあるが、選手同士はライバルであったりする。
ペナントレースの他チームとの勝負を云々する前にまずは自チームの中での生き残りに勝ち残らねば資格がない。
A選手の不幸はB選手のチャンスだったりするわけである。
となると、選手と個人的に仲良くなってしまうと要らぬ不信感を招く恐れもあるわけである。
「あっちの選手には愛想よく面倒みてるけど俺の時には無愛想だった」とか
「あっちにはいい治療をしたんじゃね~か?」なんてことも起こりかねない。
となれば、選手に近づきすぎてはいけないというのも職業としての責任感なのである。
公平に平等に選手と接しなければならない。
近い存在だからこそ「遠ざけるけじめ」が必要になる世界だそうだ。
う~ん・・・えこ贔屓と偏見の塊である私にはとてもできないスタンスである・・・
それにしてもホンダトレーナーと2時間近く、投球理論などで長電話をしてしまい、
「いや~いくら通話料無料だったにしても俺の話がそんなに面白かったかな~」と内心喜んでいたら
「明日は移動日でなんにもないからさ~」ときた・・・
またやられた・・・もう次は喋らんぞ!(前回もそう思ったんだが)