野球の面白さってどこなんだろうか~?
なんてことを考えるのが好きな私です。
健康運動で野球をやったっていいんじゃないか?
それができるなら「野球に詳しい」ということがもっと社会に役立つのではないか?
・・・な~んて生意気を言ってしまいましたが、とにかく野球は面白い。
そんな挑戦をしてみた。
参加者は9名の平均70歳の皆さん(女性7名男性2名)
一方学生も7名参加して8人対8人の組長オリジナルベースボールを行った。
目的は、学生とばあさんとジイさんが、同じ土俵で一緒にムキになれる野球ルールの作成である!
これができるなら、一気に道は開ける!
ボールは適度な反発性のあるスポンジボールを使用した。
ルールは内野手を超えたらヒット、捕られてしまったらアウトである。
内野手の横をゴロで抜けたらシングルヒット、頭を超えたら2塁打、壁まで当たったらホームランというように「野球盤ゲーム方式」を取り入れることにより走塁時に起こる危険を無くした。
また守備側は足下に置いてあるリングに必ず片足が入っていないと捕球と認めないというルールにしておくことにより打者へのヒットゾーンを確保した。
また、このルールは野手同士の衝突を避ける意味も大きい。
これは果たして盛り上がるのだろうか・・・多少の不安はあったが私には自信があった。
「野球ってスポーツは面白い!まだ私にも意識できていない面白さがあるはず!」
結果は・・・ダハハ!
バァさんたち大ハシャギ~!
打った打球が間を抜ける快感、打球を捕った時の興奮、皆の注目を一身に集める中で打席に入る緊張、打球が来るかもしれないというドキドキ・・・
野球のトキメキです。
なにより、その場のワンプレーに対する共有感!これなんだと思います。
ホームインしてきて皆に迎えられてのハイタッチは日常生活ではない!
(今年の阪神名物グラティーもやってました)
こういうのがスポーツの良いところだと思う。
スポーツにすれば、普段は照れくさくて言えないようなセリフを言い合えます!
最近の若いもんはコミュニケーション力が無い!
と言ったって何を話せばいいかなんて分からんですよ!
だから、こんなスポーツを通せば、「ナイスバッティング!」「ありがとう!」なんてやり取りが自然にできますもんね!
結局、1時間で10イニングやって10-8で黄色チームが勝ちました。
運動量からいけば10回も攻守交代するだけでもナカナカの運動量だと思います。
皆さん小走りですし(笑)
ランナーもセーフになるためのダッシュこそしませんが、ヒットを打てばランナーとなってダイヤモンドを一周してます。
「歩いていいですから」とこちらは言っても皆さん小走りになっております(笑)
最初は不安だった参加者の皆さんも「楽しかったです~」と喜んでくれてよかったです。
「あんだけ腰回しましたから、今日はぬるいお風呂にゆっくり浸かってくださいね~」
なんて終わりのあいさつをしました。
野球というスポーツの懐の広さを感じた時間でした。
学生も世間的には高齢とされる皆さんも一緒に楽しむことができました。
皆さんもよかったらやってみてください。
野球のバリエーションって結構あります・・・
というより、歴史的にはけっこう融通を利かせるスポーツだったみたいですよ(笑)
人数少なけりゃ三角ベースなんてもやれるわけですから!
多けりゃベースをもっと増やしたっていいわけですし