先日、NHKスペシャルで「アルツハイマー病」についての特集があり、
その中で『運動の効果』がクローズアップされていた。
中でも、体はさまざまな課題(ラダーのステップなど)をしながら、頭では計算をする(例えば100から7を引き続けるなど)というような
『デュアルタスク(二重課題)』
の運動が脳の退行を食い止める効果がありそうだということがデータ的に実証されてきているそうだ。
また、最初に3つの単語を覚えておく(例えば、サクラ、ネコ、電車)ことをしてから、算数の計算をしたのちに先ほどの単語をどの程度覚えているか?というようなテストで認知機能を測定していた。
これらの様子を番組観ていて私は思った・・・・
「これ、俺がやっていることって、けっこう社会的に大きな意味があんじゃないの?」
やっていることとは、そう
バァさんたちも大はしゃぎの
『スポンジベースボール』のことである(写真)
なんとか、学生とも一緒に楽しめる野球型ゲームの開発をしようと思って始めたことであるが、これはずいぶんと色々な要素があるぞと。
まず、野球はケースによってプレーが変わるという性質上、現在はどのような状況なのか?という把握をしたうえでプレーをする。
アウトカウントを「覚えておく」という作業が必要である。アウトカウントによってやることが変わることにも対応している必要が出てくる。
ストライクとかボールのカウントを覚えておくことも大事である。
カウント忘れてたら「三振するかも」というドキドキもなくなる
それから「打順」を『覚えておく』ことも出てくる。単に自分が誰の次であるかだけではなく、9人の打順を記憶しておくことになる。
フライだったら戻る、ヒットだったら進むというような判断もある。
打った後に走る(ここでは歩いているが)という動作の切り替え作業もある。
さらにこの私のルールでは1イニングごとにポジションを変わるので、前の回にどこを守っていたかを「覚えておく」必要がある。
守っていれば、「さっきはこの人は大きいヒットを打ったから後ろに守ろう」などと過去の他人の行動を「覚えている」ことも出てくる。
などなど、いろいろとあげてみたがまだまだありそうだ。
要するに 『記憶しながら行動する』 という要素がてんこ盛りなのだ。
う~ん、これは実に面白いというか、見事なこじつけとも言えなくもないが大学教員らしいっちゃらしい(笑)
野球やってりゃアルツハイマーの予防になるぞ!
なんてことになったら野球界に貢献したことにもなるなこりゃ・・・
これぞホントの「ベースボールクリニック!」
なんちゃって(笑)
そういや参加者のバアサンたちがどんどん元気になってるな(笑)
もうちょいまじめにやってみっかな
アルツハイマーに効くかもしれんといったらまたバァさんたち喜ぶなこりゃ(笑)