kokokaramakuruの日記

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知ってもらえなきゃ始まらない

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とある大学体育の先生の講演記録を読んでいたら、こんな宮沢賢治さんの詩の紹介があった。

「私が先生になったとき」

私が先生になったとき

自分が真実から目をそむけて子どもたちに本当のことが語れるのか

私が先生になったとき

自分が未来から目をそむけて
子どもたちに明日のことが語れるのか

私が先生になったとき


自分が理想を持たないで
子どもたちにいったいどんな夢が語れるのか

私が先生になったとき


自分に誇りを持たないで
子どもたちに胸を張れと言えるのか



私が先生になったとき


自分がスクラムの外にいて
子どもたちに仲良くしろと言えるのか

私が先生になったとき


ひとり手を汚さず自分の腕を組んで
子どもたちにガンバレ、ガンバレと言えるのか

私が先生になったとき


自分の闘いから目をそむけて
子どもたちに勇気を出せと言えるのか

 




「あ~確かにそうだな~ 私の最近を考えると反省だな~ それにしても凄い詩だな~ どの詩集なんだろうか? 買いたいな~」などと思いネット検索してみると・・・・あらら?




どうやら、これは宮沢さんの詩ではないらしいとのこと・・・




「あらそうなの?」とは思ったが、だからこの詩が軽いということではないと私は考えるほうである。しかし、こういうとき、大概の人が「あれって本人じゃない」というような部分ばかりがフォーカスされて「だから軽い」という結論になることが多い。

では、なんで私がそんなに気にならないかということを考えてみると、「私が求めている詩であった」からなのだと思う。



もっと言えば、宮沢氏の作品だということで大事にされて語り継がれてくれたおかげで今も残り、私を勇気づけてくれていると思えば、「こんなすごい詩を考えてくれたにも関わらず、よくぞその形にしてくれた」と、感謝すらしたくなる。


「なんとか後世に伝えたい」という気迫すら感じる。




現在、某作曲家がホントは作曲してなかったということが大騒ぎになっているが、これにしたってじゃあ聴いているほうは何を聴いているのか?という問題になってくる。



歌手一つにしたって「素人っぽいところがいい」なんて感じなのがダントツで売れている状況を思えば、もはや自分の「ものさし」を持っていない人が圧倒的な数なのである。




いい曲作ったって世間がそれを聞き分けて評価してお金を払うという文化を持っていない状況の中で、それでもやっていこうと思えば、とりあえず

「聴いてもらえなきゃ始まらね~」という作戦を考えるのは当然のことだと思う。



せっかくのこんな事件(?)の意義としては、実際には実力があるのに日の目を浴びることのない人が世の中には相当にいるということを認識できたことではないかと思う。



「無名だけど、俺はこの人の好きだな」というのが普通になればいいということだと思う。

さて・・・・


雑誌が出た(写真)



takaさんがコメントで立ち読みしたと報告してくれた。

しかし、私の近くの書店には無かった ホントに売ってんのかしら?(汗)

「用具集で雑誌ができるとは・・・」

と驚かれていましたが、これぞまさに

「とりあえず見てもらえなきゃ始まらない」という、
編集社から用具メーカーから大学広報部に至るまでの想いの結集のような雑誌である(笑)



用具メーカーにおいて最大のターゲットは高校生以下の世代である。

「とりあえず高校野球がクライマックス」なのである

とはいえ、メーカーのカタログに高校生を掲載するわけにはいかない



大学にしたって高校生に知ってもらわなきゃ始まらない。



そこでこの雑誌、高校生の有望選手の特集しつつも、メーカーのカタログおよび、大学の広報もやってくれる企画・・・




お見事です・・・皆がウィンウィンである。 企画とは企み(たくらみ)である(笑)




さて、この雑誌の私のページを大学内の10か所ほどにパウチして貼りまくった。




自分が掲載されている記事を、自分でカラーコピーして貼りまくる。



ハッキリ言ってかなり恥ずかしい。  というかやりたくない。

誰かに貼ってもらって「エ~こんなの貼らないでくださいよ~」とか言いたい(笑)



「自分で貼ったりして恥ずかしくね~のか?」

なんて言われているような気がしてナカナカ気が重くなるが、



「知ってもらわにゃ始まらないのだ、こういうのが仕事なのだ」

と自分を励ましながらも、寂しいから共犯の大将くん、ヒラセくんにも手伝わせる(笑)



笑いごとじゃないけど大学も必死です(笑)

しかし、この雑誌に出てくる高校生・・・すげえのが全国にはゴロゴロいますな~(汗)