kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

出前でございます

大阪府立狭山高校にいく
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ここはミゾバタくん(写真)の母校でもある。 
さらには卒業生で現在三菱神戸のトレーナーの深尾さんの母校でもある。
 
大学からの特命を受けて出前模擬授業を行った。
 
最近はこういった企画モノで大学の教員が高校まで行って専門分野の講義を行うことも多い。
近い将来の進路を考えるきっかけにしてもらおうというものである。
 
まぁもちろん営業活動という側面はあるが、出て行って高校生の前で話をできる機会をいただけるというのは、普段引きこもり気味な私としてはありがたい(笑)
 
お題は『スポーツの価値』ということで講義した。
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スポーツの中にある「医療性」「教育性」「芸術性」「コミュニケーション」
という側面に着目して話をすすめた。
 
この講義はあらかじめ希望のジャンルを生徒さんが選んでいるのでスポーツに興味関心のある生徒さんが来てくれているので、私としては
「いま思っているよりもスポーツって価値があるから大事にしてね」という思いを込めての講義であった。
 
よく、「いい先生とは?」なんてことを考えたときに「熱意がある」なんてのがあるが、
熱意のある授業というのもナカナカ難しくリスキーなものである。
 
だいたい、熱意を込めて「伝わるように」なんて力んでいると
 
アクビされたりした瞬間に『ムカッ!』とするものである(笑)
 
そんなんでキレた日にはお互いに不幸である。
 
その対策として手っ取り早いのは「熱意を込めない」ということである。
 
「どうせこんなもん相手が聞いていようがいまいがカンケ~ね~や
 
居直って教科書やスライドを棒読みして生徒と一切目を合わせずにやる。
 
これは、「とにかくトラブルを起こしたくない、ノルマ重視」という姿勢である。
 
運転免許の更新時に行われる違反者講習会の講師でさえ多少の感情をこめてやっている時代に、このやり方は講義としてはつまらないことこの上ないが、
「安定感がある」といえばそう聞こえは悪くない(笑)
 
さてどうすっか・・・・
 
実は私もこの「鉄仮面作戦」を試みたことはある(笑)
 
しかし、10分と持たなかった・・・(笑)
 
どうしても相手が気になってしまう。
 
「センター入試の試験監督じゃあるまいし、これじゃ俺がやってる意味がねえじゃねえか」
という思いに負けてしまう。
 
いや、その鉄仮面作戦を決意したときには無気力な学生の反応に
「こんなんでキレたりするくらいなら感情を殺さねば」という理由があったのにやっぱり勝てない。
 
しかも今回の相手はあのターミネーターみたいな顔したK監督のいる狭山高校である。これは鉄仮面でやってがっかりさせてはいけない。
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ターミネーター監督とその子分(笑)
 
 
ミゾバタ組員まで「参加させていただきます」とプレッシャーをかけてくる始末・・・
 
というわけで取った手段は、「リアクションちょ~だいお願い作戦」であった。
 
開始早々に
「言っておきますが、君たちは私のことを大学の先生だから自信満々な先生だと思っているかもしれませんが、私いま完全にアウェイな状態で一人寂しくここに立っております。だから可哀そうだと思ってリアクション多めにしてくださいね」なんて自虐スタートであった(笑)
 
しかし、優しい生徒さんは応じてくれた。
 
授業は漫談のようになってしまい、これはこれで視察に来ていた先生方から見たらまずかったかもしれないが私としては楽しい時間とすることができた(笑)
 
やっぱり、生徒さんにしたってコミュニケーションを取りたいのである。
 
しかし、よく考えたらうちの大学の勧誘をしてくるの忘れた(汗)
「大学はよく自分で調べて入ったほうがいいぞ、偏差値で行けそうなところでできるだけ有名なとこにいくなんてのは昭和の発想だぞ!」
なんてなこと言っただけである。
 
その代わり、講義のあとに挨拶に来てくれた野球部員に対しては
 
「早く負けたらオープンキャンパス強制参加の刑だからな!」と勧誘しておきました(笑)
 
それにしても心配なのは、写真でもわかるような野球部員の生徒さんの顔色が悪かったことだ・・・
 
野球ネタで面白いはずなやつを話しているハズなのに食いつきが悪い・・・
 
「監督にこんなことされて困ることあるよな~」なんて振っているのに食いつきが悪い・・・
 
う~ん、どうしたことか・・・
こんなオーバーアクションで話しているのに・・・
 
あとでミゾバタ組員撮影の写真をみて理由がわかった・・・
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うしろにターミネーター先生が座ってた・・・・
 
 
ありがとうございました。