この画が作りたかったんです。
関西医療大学 サッカー部、4-3で勝利!
応援に来てくれた学生や教員に挨拶!
応援している学生たちも選手(いつもは一緒に勉強している仲間)に気持ちよく拍手を送っている!
応援してくれた人に挨拶をするってのは、高校生くらいまではなんとも儀礼的といいますか、そういうシキタリだからやってる感があるものです。
まぁ、注目されているスポーツという意味では野球やらサッカーというのは観客がいるのが当たり前みたいに勘違いしがちです。
観客に保護者が多いですから、テレもありますしね。
大学に来た途端に保護者さんが来なくなって純粋に応援の人となると・・・・
いかに『自分を見に来てもらう』ということが大変なことであったのかと気づくわけです。
それは何も、この大学のサッカー部が無名だからというわけではなく、私のいた東海大学の野球部でさえ私が学生のころは「こんな有名(甲子園を騒がせた)な選手たちの集まりなのにこんな程度にしかお客さんがいないの?」ってなもんであった。
それこそ、その他のチームなんていったらスタンドに部員しかいないじゃないのと(泣)
でも私はそんな中でいろいろ考えることは大切だと思う。
「俺はなぜこのスポーツをやっているのだろうか?」ということを考えるのではないか?
なによりわざわざ来てくれた一人ひとりが「ありがたく」なる。
今までは「注目されているから」「周囲に言われているから」という外発的動機づけによるものだったかもしれない。
でも、この状況は自分で自分を鼓舞していかなければならない。
な~んて、難しい話はさておいて(笑)
私がサッカー部を応援しているのは、精神的には未熟ながらも一生懸命になるものを持っている学生たちをバックアップするのが楽しいからなんですけどね(笑)
私の勤めている関西医療大学は資格の大学なものでどうしても
「それって資格になるのですか?」とか「意味ありますか?」などという意識に染まってしまっている学生さんが多くなりがちなのです。(まぁ、どこもそうだと思いますが)
まぁ、そうなる環境要素はありますし、教員も資格取得を業務ノルマとして学生に接していますものでよりサバサバした感じになりますね。
若いうちから計算してばっかりじゃ~
というより、その計算があんまり面白くないんですよねこれがまた。
魅力がないというか、本人は計算どおりに行きたいのかもしれないが、それってこっち「大人」の計算どおりだぞと・・・
そんな中でスポーツに打ち込むことやそれを応援する!というのは、なんともいえない魅力が出てくるのではないかと思っています。
この金髪サッカー小僧は私の授業にいる学生でして、なんとも不器用な男でして、190センチ近い身長の上にこの風貌ですから、できれば私も関わりたくないという雰囲気を醸し出しているヤツなのですが、サッカーには一途な姿勢なのです。
まぁ、いまどきこれだけのアタマにしながらサッカーを真剣にやっているというのは逆に純粋なのかもしれませんね(笑)
まぁ、こういうのをアタマごなしに説教するのも正しいとは思いますが、そんなことよりなぜこういうことになる心境なのかを考えてみるのも教員の醍醐味かと・・・(笑)
まぁ、考えてみたら学生が完成品だったら教員はいりませんしね(笑)
もうちょっとこういうとこシッカリしろ!
という点は沢山あります!
でも確かに
応援してもらいたかったらしっかりしろ!
というスタンスもありますが、
「可能性を感じて応援してんだから、カンタンにあきらめるなよ!」
ということで、こっちが少々バカになって
先行応援してみるのも手かと!
評論家になって、正しいかもしれないが言われても気持ちが下がるだけの能書きよりも・・・
「お前らはいけるぞ~俺くらいになれば目を見ればわかる!」
などとホラを吹いて励ましている方がよっぽど楽しい。
(バカにされるのもまた楽しい)
まずは応援していることを信じてもらえないと。
私に、サッカー部を応援するキャラクターとしては体験からくる具体的なイメージがある。それは中学時代の校長先生であった。
その校長先生はいつも朝礼でサミエル・ウルマンの「青春」という詩を引用して
いつも開口一番
「青春してますか?」と問いかけてくるのであった。
中学生くらいって、そういうストレートな表現をしてせまられるとなんだか照れくさいもので「なんだか恥ずかしい校長だな~」なんて思っていた。
そんな校長先生はいつも校舎の周囲にひまわりを植えたりする作業をしながら生徒と触れ合っていた。
あるとき、野球部の顧問の先生にいつも怒られていてしょんぼりしている私にその校長先生が土いじりの作業をしながら
「どうしたの~?アイザワくん、元気ないじゃないの~」と声をかけてくれた。
私は
「いや~〇〇先生(監督)にいつも怒られてばかりで僕たちは嫌われちゃってるんですよ。お前らは今までで一番弱いって言われてますし~」
などとため息交じりで答えた。
するとその校長先生は西川きよし師匠ばりのトーンで
「そんなことないよアイザワくん!〇〇先生(監督)は君たちのことが好きなんだよ!期待されてるだよ!」と励ましてくれた。
「そんなもんですかね~」
なんて言いながらも私はこのやり取りで随分と生き返って頑張ることができたのである。
そう言われてみれば監督に怒られているのも、そう思えなくもないと考えられるから不思議なものである。
これが無かったら辞めてたんじゃないかと思うほど救われたのである。
20年以上前のやりとりなのにいまだに鮮明にその光景を覚えている。
やっぱり、チームって監督だけでなく、その周囲からの言葉でだいぶ変わるものだと思う。
監督はやっぱりまとめるためには厳しいことも言わねばならないが、周囲は明るく励ましていくことが重要なのではないかと。
意外にその役をやってくれる人がいないのではないかと。
そんじゃ私がやりますかと・・・
ということで、サッカー部に対してはあの校長先生のイメージでやっている。
部員は「組長はサッカー知らねえから能天気に応援してくれる」と思ってくれればいいのだ(笑)
そういうシロウト応援団的教員って案外重要と思っている。高校時代にもそんな先生がいて随分と励ましてもらった。
学生のリクエストに応えて前に寝ころんだら、だいぶ意外だったらしくて随分よろこばれた写真・・・
けっこう、怖いと思われているんだな(笑)
さて・・・こうやって、サッカー部の応援をして野球をワキにおいているスタンスでいたら、今年は関わった野球部が星林だけでなく、ことごとく初戦を突破している模様・・・
ノボル先生のところも初戦を快勝!川崎トレーナーの関西創価も初戦を快勝!
チベンのデシも快勝した模様・・・
新潟では、中西選手が楽天との試合に先発するという期待のされよう・・・
あんまり、ムキになって応援しなくなるとこれだもんな(笑)