kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

話こめば面白い

大寒波が襲っているこの週末・・・
皆様いかがお過ごしでしょうか?
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私は職場(関西医療大学)の特命を受けて、名古屋で行われた入試の試験監督業務をやっておりました。

雪の影響が懸念された日程となりましたものの、幸いに試験に関しては無事に行うことができました。

こういう出張と言いますものは仕事でございますから、同行のメンバーに対してあの人が好きの嫌いのと私情を挟むのはいけないことでございます。大人ですから(笑)

・・・といいつつも、「あの教授と一緒かよ~話題あるかな?」などと思ったりして心配になるのもまた人情というものではないでしょうか(汗)

しかも、今回のミッションは試験問題の運搬という大変に重要な仕事であり、イメージとしては現金輸送みたいなもので、必ず2人で行動するようにというものであります。

・・・というわけで今回の私は、見るからにおっかなそうな顔をした、しかも中国の方(華僑の家柄)の王教授と共に土曜日は大学から名古屋の宿まで、そして試験を行った日曜日には試験終了したあとの解答を大学まで持ち帰るまで常に一緒にいるというミッションを託されたのであります。

皆様・・・中国には野球はありませんから話題には使えません・・・
(いや、ありますというか、やってますのは知ってますけども、メジャーではありません)

鍼灸は本場でありますからそれは凄そうでありますが私は分かりません。

しかも国際情勢やら、日本における中国の方の評判などなどを考慮しますと、どのあたりは聞いてみてよくて、どのあたりは地雷なのか見当もつきません。

そりゃ聞いてみたいことは沢山ありますけども、プロ野球阪神の悪口を言うレベルで済むのかどうか・・・などなど・・・

そもそも、この王教授はホントに顔がおっかないといいますか、気難しいのではないかとハラハラしておりました。

ちなみに、大学~熊取駅~新大阪~名古屋は約3時間といったところです。この時間は仲の良い人とならあっという間ですし、競輪ならば5レース分といったところでしょうか

しかし、気まずい雰囲気の中での3時間となればナゲ~時間ではないでしょうか

結論といたしましては、3時間はあっという間でありまして、さらに
この続きは飯を食いながら」となりさらに
「続きはコーヒー飲みながら」ということで合計7時間の大議論となり、
なんなら翌日の帰り道でも議論の延長戦になり10時間以上の議論をしてしまいました。

何をそんなに議論していたかといいますと、実はこの先生は中国哲学の研究をしている先生であるということ聞き
自己啓発本マニア』の私としては哲学に関してはミーハー的に好きなところがありまして(決して研究レベルではなく自己啓発本レベルです 笑)

中国哲学とはどんなものなのでしょうか?という素朴な疑問をぶつけているうちに、議論が白熱してしまい時間を忘れて議論になってしまいました。

・・・まぁ議論と言ったって、
私は「ホ~ッ!それは凄い、・・・でその先はどうなるんですか?」などと言っているだけなので議論といっても争いの議論ではありません。

哲学と宗教の違いなんてのも言い出したらナカナカ面白いのですが、キケンもはらんでおりますもので、こんなブログでうかつに書けるようなものではないと思いますが、宗教家ではなく学者としての見解なのでそこが議論として面白いのです。

当然、仏教の話なんかも濃厚な話が出てきます。

教科書なんかで読んでいたら理解できませんが、やはり質問をしながら話として聞けるのは贅沢な理解になりますね。

仏教が中国を経由したことで、もともと中国にあった道教と結びついて、それが朝鮮を通って日本に来たから、元々の釈尊の教えと違う部分があってどうしたこうしたなどなど・・・

仏教の教えの中にも色々とランク(大衆向けの教えから本格的なやつまで)があるらしくその最上位にあるのが法華経だそうで、その教えをまとめたのが28あって、その前半と後半があって・・・

などなど・・・こんな議論10時間聞いていても終わりません。飽きません(笑

ちなみに私がこれらの話を楽しく聞けている(理解しているとは言ってません)のは手塚漫画の「ブッダ」と「火の鳥を愛読していたので、
「あ~その言葉は、あのコマで出てきたな~」などと思えるので聞けているのが大きいです。
あの頃はマンガとして読んでいたので勉強の意識はもちろんありませんが、面白かったのです。私の考え方に影響はありました。

「輪廻転生」「釈尊」「菩提樹」「バラモン」だのと、その先生からポンポンと言葉が出てくるのですが、よく考えたら、この漫画読んでなかったら『なんのこっちゃ』でその先生がこれらを知っている前提で面白く言っている話なんかどこで笑っていいやら分からなかったと思います(笑)
笑いってそういうものですよね(汗)

しかし、ま~そういう歴史の話を研究している先生に聞いていますと、すこぶる人間臭い話が沢山あるというか、ホンネとタテマエはいつの時代にもあるものだな~と嬉しくなります。

こういう話を知っておくと、逆に変なカルトなんかのしくみも理解できるからいいと思いますね。

宗教だの哲学の話を、こうやって落ち着いて話ができるのはホントに楽しいです。
こういうこと書くと、宗教にハマってるとか言われてしまう人もいるかもしれませんがそういう感じになってしまうから議論が進まないのでしょうね。

ちなみに私の宗教観は「人に迷惑をかけず、その人が苦しい時に、それを信じているから頑張れる」というものなら何教でも大切なのではないか?なんて思っていますが皆様はいかがでしょうか?

とても有意義な時間となりました。

しかし、大変なのはこれからで、あんまり熱心に議論したものだから
「また研究室でじっくりやりましょう」と教授に誘われてしまったことであります(汗)

よし今度はハヤシデ隊員を道連れに行くことにしよう。なんなら置き去りにしてこよう(笑)