健康運動実践指導者の養成講習会の講師をしました。
参加者約70名、年齢は76歳~25歳あたりまでと幅広いです。
北は北海道、南は九州からの参加者がおられました。
それぞれ思いを持ってここに参加されています。
皆様、それぞれ現場を持っておられます。病院、介護、市役所、治療所、学校などなど・・・
社会人になってからわざわざ来るだけありまして、真剣な方が多いです。
かつて私は健康運動指導士を取得するために、こうした授業を受講していたこともありますことから、できるだけ負担感の無いように、楽しい小ネタを挟んでいっております。
資格のために時間を費やすだけでなく、「実際に使えるネタ」を提供できればと思ってます。
実際に使えるネタの話をするからには、「実際に使ってみた」経験が重要ですが、その点に関しては実証した上で語っておりますから、お役には立つと思います。
ちょいちょい挟む楽しい話とは、下らないギャグだの駄洒落なんてのは、大人の方に失礼にあたりますので、体験から来るズッコけた教訓なんてのがメインになります。
『よかれと思って、これやったらダメでした』という失敗談がけっこう喜ばれます。
ただ、ノルマとしての教科書の内容がありますもので脱線しすぎが私のもっとも気をつける点であります。
私はこんな発想でやってます!なんてのを語らせてもらってます。正解とは言ってません。そんなスタンスです。
私のやっている運動教室『ここトレ』の話は皆さんの求めていることに『ど真ん中』であったようで、皆さんあとでも、沢山質問に来てくれました。
どんな風にネタを編み出しているか?という私の話には皆さん興味津々でありました。
皆さん、現場で考えていることは同じです。大学の教員が考えていることとは乖離している部分もあります。
私は、わりと現場よりなのだと思います。
研究になる(つまり論文になる)からやる、ならないからやらない。という価値観では、現場の人にとっては頼りにならない要素が沢山あります。
そういう意味では私は大学教員には向いていないのかもしれません(汗)
大学ではあまり聞いてもらえない私の発想の話はここではバカ受けでありました。
後半は実技指導です。
写真はスクワットを指導しております。
スクワットの指導というのは、けっこう面白いものでして膝の痛みが気になる人に有効なことが多いです。
写真の右に立っているのは私としては珍しく女性アシスタント学生でございます。
この二人は、『変わり者』といいますか、ナカナカのキャラクターを持ったパワーのある女子学生でして、ちょっとやそっとではヘコタレナイ根性があります(笑)
教官オーラを出しておりますが、実は彼女もこれから試験を受ける資格であります。ドSの性格です(笑)
カメラを渡しておいたら、私を背景にして写真を撮ってやがりました(笑)
とてもかなわない根性をしております。
終了後、20人ほどの方が名刺をもらいに来てくれました。運動教室に参加したいと言ってくれた人も沢山いました。
講演をした身としては、こういう時間がとても嬉しかったりします。
やっぱりウケると気持ちいいですね。
野球やらの世界ももちろん楽しいですが、
大人同士のマジメな話で頼りにされるのは、これまた生きてる感じがするものです。
認知症予防、介護予防・・・そこに関わる人の存在に触れることができました。
アシスタントの学生は、参加者とのふれあいに喜んでおりました。
それにしても、こんな風に勉強してきたことをつなげることになるとは思いませんでしたが性に合っているのかもしれません。
こっちの方がやりがいを感じてきている今日この頃です。
必要とされる世界が発見できてよかったです。